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【ライブレポート】宍戸翼 弾き語り - LIVE HOUSE OP's 1st ANNIVERSARY LIVE -DAY13-/LIVE HOUSE OP's

2021年に7月にオープンしたばかりの福岡のライブハウス「OP's」。
オープンから1年後である今月はアニバーサリーとして、毎日ライブが開催されている。
その13日目である2022年7月13日に参戦してきました。

目的はThe Cheseraseraのボーカルの宍戸翼さん。
OP'sはQueblickの姉妹店らしいのですが、宍戸さんはバンド時代からQueblickにはお世話になっていたらしく、それで今回の出演が実現できたとの事。
3月のONTAQの際に、今年はもう九州に来れないかもしれないと話されていたので、また来てくれて嬉しかった。ありがとうQueblick。

この日は弾き語りイベント。
宍戸さん以外は全員九州結成のミュージシャン(バンドのフロントマンだったり元々ソロだったり)でした。
それぞれの個性を全力でぶつけられて、魂を感じて胸熱だった。
偶にはこういうのもいいなぁって思った。
全体的に大満足でしたが、今回はやはり本命の宍戸さんについてのレポをさせて頂きます。

 

本編

月と太陽の日々

会場に着いた際に、お世話になってる主催者さんが凄く元気に出迎えてくれたらしく、その流れで「元気な曲をやります」と言って披露された代表曲。
今年から宍戸さんのソロに行くようになって、今までのセトリを全部メモっているのですが、
前回の5月の「singing bar look」のソロターンで最後にやった曲だった。
バンドで聴いてた時はこの曲の弾き語りはあまり想像つかなかったんだけど、ギター1本でもこんなにカッコいいんだって思えた。
今回良いなぁと思ったのが、序盤やアンコールで立ち上がって歌っていた事。
弾き語りでも最高にロックを感じた。
間奏で「ギターソロ、俺!」と言って前方でノリノリでギター演奏かましていた姿、
フラッドの佐々木さんを連想してしまったのは私だけじゃないはずです…(笑)。

 

物語はいつも

そういえばONTAQの時も聴けたし、この曲割とやりがちだよなぁ。
最後の恋のEPの収録曲ってキレッキレな曲多くて聴いてて楽しい。
「ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ」のところとかアツかった。これは本当に弾き語りなのか?って良い意味で思った。

 

ひとりごと

曲が曲なのでここからは座っての演奏。
再三言ってますが、発売当時はそこまでだったけど(そもそも愛が聞こえないやグッドラックへの好きが強すぎるので) 、
今年に入って急激に好きになった曲。弾き語り映えするし、この曲はずっとやってほしい。
酒がますますうまくなるステージでした(ハイボール→ジントニックの流れで飲んでた)。

 

LONELY TOWN

配信リリースされたばかりの宍戸さんソロ曲。
有料配信で何度か聴いたり、音源DLして聴いてたりしましたが、やっと生で聴けた!待ってました!
しかもひとりごとと連チャンは神すぎません?
最初に聴いた時に何となくひとりごとを思い出してたので、この流れは嬉しかった。
この曲はバンドっぽさはなく打ち込みだし、後半合いの手が入ってたりもするし、
iPadからオケを流しての弾き語りだったのは完璧だなぁと思った。酒がうまい(2回目)。
冒頭で宍戸さんが「自分は友達が少なくて、人がたくさん溢れてるほど孤独を感じる時がある。そんな時にできた曲。」って言ったのが印象的だった。
片想いの曲かなと思って入るけど、それ以上に"孤独心"を描いてる曲でもあるなぁってこの日感じた。

 

賛美歌

この曲で本編終了はやっぱりしっくり来る。
「明日には他人かもしれない、という歌詞が入ってる曲です。」と紹介した宍戸さん。
このフレーズってミュージシャンから見たファン、なのかもしれないよね。
毎度そういう不安はあるんだろうな。
私は2015年ぐらいにThe Cheseraseraに出会って、それから7年ぐらい好きで、
だから今更他人になることは絶対に無い。
ライブでこのフレーズ聴くたびに、何故か"また会える!"って確信つくんだよね。

 

アンコール

たわけ

説明漏れていましたが、宍戸さんはトリだったんですよね。
賛美歌で終わりかなと思っていたら、まさかのアンコール。
登場した宍戸さんが飲み物を忘れてきて、その時のスタッフさんとの掛け合いが好きすぎた話↓
からの黒霧が登場したのも九州民としては嬉しくなった。

たわけ、出演者が好きだと言ってくれた曲との事。
新田さんか武尾さんかどちらかっぽかったけど…ごめんなさい、記憶が曖昧です。
でもこの曲、
"たとえ誰から笑われても、自分の夢に正直に生きる主人公"
の曲であると(勝手に)解釈してて。
今回の出演者の方々、駆け出しのアーティストさん多かったのもあり、
この曲は好きだよなぁ…刺さるよなぁ…と、勝手に感情移入しておりました(笑)。
私もケセラセラのアルバム『幻』でぶっちぎりで好きな曲で、
まさかアンコール枠で聴けるとは思ってなかった…本当に来てよかったって思った。
元気な曲なのもあり、再びスタンディングで披露された。

この曲といえば、The Cheseraseraの活動休止1つ前のワンマン公演、下北沢Flowers Loftで披露された曲で、当時も凄く印象に残っていて。
その時のレポはこちら↓

ta7cr5prm.com

活休から半年が経って、メンバーそれぞれ楽しそうに活動している姿をたくさん知れているのが凄く嬉しい。
だけどこの日、立ち上がって元気に歌っている宍戸さんを見た時、
Flowers Loftでの光景がいきなりフラッシュバックしてしまって、
今はいないはずのバンドメンバー、西田さんや美代さんの事が浮かんできて、
3人でたわけを演奏している姿を思い出してしまっては、涙がボロボロ出てきて。

やっぱり自分で思っていた以上に、活休での喪失感が半端なかったことを気づいてしまった。
どうしようもないことではありますが。

だけど宍戸さんが途中で、
後5曲ぐらい作ってソロツアーやりたいって言ってて、それは本当に楽しみにしてるし、
The Cheseraseraの話もしていた。来年春ぐらいを目標に復活できたらいいなって話ていた。
これから起こる色々な事にワクワクする気持ちも本当です。
繰り返すけど、この日、このライブを見れてよかった。

改めて、OP's・主催者様・出演者の皆様、本当に素敵な夜をありがとうございました!
宍戸さんもまた絶対に会いに行きますので、
これからも自分が大好きだと思う音楽を貫いていって下さい!