a flood of circleが今年2月より開催した、
最新アルバム『伝説の夜を君と』を掲げての全国ツアー。
当バンドにとって初のホールワンマン、LINE CUBE SHIBUYA公演にて千秋楽を迎えた。
完全に新規の私、今年初めてフラッドのライブに参戦。
当初は福岡公演のみ参戦を決めていました。
ところが、今年初めに聴いたアルバム『伝説の夜を君と』があまりにも好きすぎて、衝撃だった。
その時のアルバムレビューがこちら↓
これは福岡だけじゃ勿体ない…あれ、熊本が金曜日じゃん!ちょっと早出して早めにしごおわして熊本向かえば行けるんじゃね?!と思って急遽追加した熊本公演(THE イナズマ戦隊との対バン)↓
そして福岡公演。私にとってa flood of circle初ワンマン。
ようやくほぼ全てのアルバム収録曲をライブで聴けた日。
福岡公演が本当に最高で、このまま自分にとってこのツアー終わっちゃうのが寂しくて、
しかも佐々木さんがこんなこと(以下参照)言うもんですから///////
ファイナルのラインキューブの宣伝もしてた。
— ほっしー (@ta7cr5prm) 2022年6月3日
佐々木さん「みんな、お気に入りのパンツとか履いて…サンドイッチとかワインとか持って、遊びにきてね」
勝負パンツで来てってことか、、、、???
そんなん言われたら行くしかないじゃん、、、、、、、、、
どうしよう。でも我は福岡県民。一ヶ月後、仕事も休まなきゃいけないもだもだ…ってしながら終演後に物販に並んでいた。
物販ではファイナルのLINE CUBE SHIBUYAのチケットを手売りもしていた。
並びながら「これは買うべきかどうか…」って悩んでいたが、
結局グッズと共にチケット購入。
去り際に物販のスタッフのお姉さんが、
「お待ちしています」
って言ってくれたのが凄く嬉しくて、
1ヶ月後!東京!行くぜ!有休!飛行機!ホテル!全部抑えてやるぜ!!!
そんなテンションで迎えた、2022年7月8日、LINE CUBE SHIBUYA公演。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
開演。毎回密かに楽しみにしていた佐々木さん(Vo.)の革ジャンカラーもここで最後。
白の革ジャン×白シャツという、集大成にふさわしい(?)格好で登場。
HISAYOさん(Ba.)の髪型、左サイドがいつもよりオシャレになってて可愛すぎました。
1曲目は『A』。
"悪いことしようぜ"なライブの始まり、個人的に大好きだったので、
これで最後か…と寂しくなった。
定番曲『Dancing Zombiez』からの最新アルバムのハイテンションナンバー『クレイジー・ギャンブラーズ』の流れで、客席は既に激アツなムード。
そこからHISAYOさんキレッキレのベースで始まる『Blood Red Shoes』もまた最高に熱く、
もはやホール会場がライブハウスのようになっていた。
最初のMCの位置を明確には覚えてませんが…。
後に判明したが当公演は円盤化する事が最初から決まっていた。
ロングツアーファイナル、バンド初のホールワンマン。
そんな大舞台での佐々木さんのMC1発目。
佐々木「みんなはどのグミが好き?」
客席「?????」
どうした、と言わんばかりの我々に構わず、
彼がお気に入りであるハリボーの話を淡々とし始める。
どんな大舞台に立っても我が道を行く自由な佐々木さんが私たちは大好きです。
ちなみにハリボー最初は分からなかったけど検索したら分かりました。ホテル帰る時に買いました。
『狂乱天国』『Rex Girl』『Welcome To Wonderland』のターンでは、ギター無しで自由に動き回って歌う佐々木さん。
Welcome〜では、緑茶ハイを片手に持ちながらロックンロールをぶちかましていたところが最高に楽しかった。こういうのいいなぁ。お酒が飲みたくなってた。
再びギターを持つ佐々木さん。
ノリノリのターンから一転して、バラード曲『月に吠える』を披露。
福岡のレポで言いましたが、実はこの曲知らなくて、ライブで聴いて素敵だなぁと思った。
切ないけどどこか温かくて、心が癒された瞬間だった。
アルバムのラスト曲『世界が変わる日』がこの流れで来るのも胸熱だった。
自分達は完全じゃない、時に傷だらけにもなる。
それでも良いから大事な人には、
"幸せでいてほしい"
それを改めて感じさせられた。
ある晴れた日
緑色の丘からそれは降ってきて
辺り一面 色をつけた
短い永遠のスマイルで
キラキラ モノクロの街に
キラキラ 舞い降りるように
キラキラ 君は現れた
世界が変わる日
この辺りを聴いていると、自分にとって"君"とは、a flood of circleの事なのかも。
今年唐突に好きになって、色々な景色を見て、
こうやって今渋谷まで足を運んで会いにきた。
出会ってから今までの数ヶ月間を思い出してはウルウルきてしまった。
そこから『ブレインデッド・ジョー』へと続く。
疾走感ある曲調が心地よく、再び盛り上がる展開となった。
途中のMCにて、今回のツアーの想い出が語られる場面があった。
佐々木さん曰く、北海道に行った際に空港外に咲いていたタンポポが印象的だったとの事。
コンクリートを突き破って咲いていたとかで。
タンポポの話をしている佐々木さんはいつになく楽しそうで(「タンポポちゃん」とか言っちゃうし)、
最終的には「将来はタンポポになりたい」と言い放ち、
次の曲『バタフライソング』に繋げる。
狙ったのかどうかは置いておいて、バタフライソング聴くとタンポポちゃんを思い出してしまうようになりました(笑)。
『春の嵐』『R.A.D.I.O』と爽やかなターンが続く。
初めて参戦した熊本の対バンにて、「対バンでアルバム曲は全部はやらないよな…」と思ってた時、R.A.D.I.Oが来て嬉しくて泣いたことを思い出した。
最低と最高を繰り返しながら
やっと君に出会えた
この曲を聴くと「フラッドに出会えて良かった」と思わせられる、
自分にとって想い入れの強い曲になっている。
今後もやってほしいなぁ。いつの日かイントロの「R!A!D!I!O!」を皆で叫びたい。
佐々木さんのボーカルから始まる『テンペスト』。冒頭でスポットライトが当たる。
この日はホールライブの為、照明や演出にも凝っていた。
私が今回のアルバムの中で1番推している曲の為、多少贔屓はしているが(笑)、この曲での照明が優勝だった。
カラフルな閃光が放つサビはえもえものえも。
ポップではなくどこかシリアスめいているのがこの曲に合いすぎていた。
後半の"誰もが皆忘れて"の場面で再び佐々木さんのみにライトが照らされながら、
力強い"まだだ!"には胸が震える。
ライブで聴くこのターン本当に好き。今後もやってほしい曲なんだけど…やらないかなぁ。
『テンペスト』から『プシケ』の繋ぎ方が絶妙。
特に渡邊さん(Dr.)のドラムがキレッキレでカッコ良すぎた。
アルバムのリード曲『北極星のメロディー』。
この曲といえば、今年2月頭に「Love music」で披露された。
まだツアーが始まっておらず、私に関してはフラッドのライブを見たことがなかったが、
番組を見ながら、これから始まるライブに胸がワクワクしていた事を、今日この瞬間に思い出した。
フラッドのライブは、文字通り"最高の景色"を見せてくれる事を知った。
熊本も福岡も、そして今日この場所に足を運べたこと、心から良かったって思って、
明るい曲なのに何故か涙が溢れてくる。
ライブ代表曲『シーガル』は会場が熱気に溢れていた。
相変わらず楽しい反面、もう後半戦なんだなぁ…と寂しい気持ちもあった。
「やった事ない事をやりたいと思って。」
と、ステージ下手側にあるピアノに向かう佐々木さん。
「あ、これ2万で借りれるらしいよ(笑)」と場を和ませる場面もあったが、
ピアノの前に座って色々な話をする佐々木さんが印象的だった。
ちょうどこの日帰らぬ人となった安倍元首相のこと、戦争のこと…最近は悲しい事ばかり起こる。
「何が正しいかなんて分からないけど、でも俺達の生き方が必ずあるはずで。
俺はこのバンドが好きだって事を、仲間や、スタッフや、ここに来てくれている皆の事、
世界中に自慢したい。」
「皆自分に少し似ている部分があるとすれば…きっと疲れているんだと思うから、
そんな人達に捧げます。」
披露されたのは『白状』。1コーラス目のみ、佐々木さんのピアノ演奏で展開された。
バンドでもソロでも必ず聴いてきた曲で、もう泣かないだろうと思ってたのに(笑)、
ピアノの美しい音色と美しい歌声、
傷ついたりしんどかったりする毎日を生きる私たちに寄り添ってくれて励ましてくれる、先程のMCでの言葉が色々重なり、やっぱりダメでした。
せっかくの佐々木さんがピアノを演奏する姿を目に焼き付けたいのに、涙で前が見えなかった。
"これが生きる理由だ"
全身全霊で伝えてくれた圧巻のステージだった。
『伝説の夜を君と』で本編終了。
メンバーが一旦ステージをあとにした時、ステージ後ろのカーテンが開く場面があり、
何だろう?と思っていた。
再びメンバーが登場し、発売されたばかりの新曲『花火を見に行こう』を披露。
福岡では佐々木さん・渡邊さんの2人のセッションだった為、
ようやく4人揃った状態でのライブバージョンは本当に胸熱だった。
何より、先ほど開いたカーテンの後ろにはスクリーンがあり、
歌詞がテロップで大きく映し出された。
何人とか何色とか
性別とか常識とか
思いもしない目でさ
もう一度
君と世界を見てみたい
先ほどの白状や、その直前のMCにも通ずるものがあると思う。
今回のツアーで展開されたメッセージが詰まった歌詞が胸熱。
ありがとう
生きててくれて
曲始まりから終わりまで、溢れ出す涙が止まることはなかったが、
特にこの言葉がスクリーンに大きく映し出されたときは一番やばかったです。
希望が持てる、素敵な曲を生んでくれて本当にありがとう。
最後は『I LOVE YOU』で明るく締める。
ステージを捌ける際にピアノの鍵盤をダダン!と叩く佐々木さんが可愛かったです。
これで終わりかな…と思っていたら、
突如、スクリーンに告知が表示される。
今回のライブ映像の円盤発売。
アルバム『FUCK FOREVER』『I'M FREE』を引っ提げての秋ツアー発表。
更にLINE CUBE SHIBUYAからとある場所に歩くメンバーの映像が映し出され、
代々木公園でのフリーライブが開催されることが発表。
(ダブルピース佐々木さんの写真がかわいい)
その後再びメンバー登場。
今ツアー初(と思われる)のダブルアンコール。
スクリーンは「THANK YOU」の文字に変わり、
数々の告知にテンション上がっている客席に更に加速をつける『Beast Mode』を披露、
大盛り上がりの中で終演。
先ほどの佐々木さんを真似てなのか、今度は渡邊さんが鍵盤を叩く場面があった(かわいい)。
最初から最後までロックンロールで、
だけど激しいだけではなく、
優しさも愛情も全部感じることができた、
心から"伝説の夜"だと思える時間を過ごすことが出来た。
今後フラッドのライブに沢山足を運ぶことになるけど、
この事は絶対に忘れないと思う。
改めて、2月からのロングツアー、本当にお疲れ様でした!
私を渋谷まで連れてきてくれて、最高の景色沢山見せてくれてありがとうございました!
ツアー初日の名古屋のチケットは申し込んだので、
2ヶ月後、楽しみに待っています!(チケットはまだない)