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a flood of circle - CANDLE SONGS -日比谷野外大音楽堂への道- 《ワンマン編・セトリレポ》

4月12日から始まったa flood of circleの全国ツアーが絶賛開催中ではあるものの、
先日6月13日に、"ワンマン編"が完走。
7月からの対バン編や、8月の野音はセットリストは異なるとの事で、
今回のセットリストでの公演はこれにて終了となった。

思えば夢中でフラッドを追いかけたこの2ヶ月間。
ほぼ変更無しのあのセトリがどんどん好きになっていった。
ツアーのコンセプトにも合ってたと思うし、全体的にも1曲1曲にも、想い入れが相当強くなってしまっていた。

ライブレポートというよりは、その大好きなセットリストを1曲ずつ思い返して語っていきます!
本当はできる限りライブに剃っての話をしたいのですが、相変わらず私の個人的な想いが入っちゃうのは致し方ないです(笑)。

CANDLE SONGS -日比谷野外大音楽堂への道-
ワンマン編(2024.04.12 - 2024.06.13)

1.Blood & Bones

ロックだけど華やかさもある曲だし、キラキラした照明も含めてフラッドっぽさがあった。
去年のアルバムツアーのスタート時点ではまだ声出しができなかった事もあって、今回は1曲目からフロアの声が響いてたのは胸熱。
《夜空に響け俺たちの歌》のサビのフレーズ、まさに"野音を目指して突き進んでいく"んだな…って思わされて、
このツアーコンセプト的にもドキドキワクワクするようなスタートだった。

2.Happy Yappy Blood Hunt

EPの中で1番ゴリゴリな曲なだけに、2曲目にしてフロアのテンション爆発してた。
Yeah!に合わせて人本気で殴るレベルに(あくまで人がいない上方向に)拳突き上げてたので、毎回腕が曲げそうになった。
翌日の腕の筋肉痛の7割ぐらいはこの曲だと思う。

3.Dancing Zombiez

Happy Yappy〜が終わり、一瞬だけ止まったと思ったらすぐにクラップが始まる。ここの繋ぎ方毎回えもい。流石に12回も行ってた曲終わって自動的に手拍子しちゃう(笑)。
なんだかんだ、ずっとライブでやって欲しいレベルには欠かせない、楽しすぎる。
今回のツアー(というより最近)では冒頭で「かかってこい!」ほぼ言わなかったのは寂しい。密かにアレ好きでした。
ファイナルの恵比寿では、アウトローで「ギター俺!」と言って前に出てきたのに、何故か弾かなかった佐々木さんが最高すぎた。

4.賭け(Bet! Bet! Bet!)

冒頭がな…佐々木亮介という色気の塊がな…ごめんなさい毎回ドキドキしてました。
ゴールド・ディガーズとは違うタイプの(?)巻き舌も毎回震えてました。
正直に申し上げると、初日仙台で曲名思い出すまで時間かかりました、申し訳ございません。
でも、このツアーを通じて好きになった曲の1つ。サビのメロディのどこか懐かしく切ない感じがなんとも、この曲を聴いてツアー思い出すと何だかセンチメンタルになる。

5.Party Monster Bop

絶対にフェス対バン含めて定番曲になると思ったら、意外とそうでもなくて。だからこそセトリ入りしてくれたの嬉しい。
ずっと飛んでいられる。《愛、夢、希望、平和》の合唱(?)もやっと叶ってくれたの熱い。

6.ゴールド・ディガーズ

《武道館飛んだ"2年後"》のところも嬉しかったけど、
ラストの《"俺らが"ゴールド・ディガーズ》の歌詞変え、毎公演胸が焼けるぐらい熱くなってた。
今のフラッドにとってターニングポイントになった曲かもしれないのが、冒頭の佐々木さんの煽りの強さで伝わってきた。

7.Sweet Home Battle Field

冒頭からここまでの熱量やばすぎた、休みがない。でも楽しすぎる。
佐々木さんがフロアに降りてくる曲(毎回ではない)。タンバリンは前半戦持ってたけど、後半戦はほぼ持っておらず、機材の上に置かれてキャンドルタオル置きになってた(笑)。
今ツアーはフロアがだいぶ大人しかった印象だけど、この曲から密集起きてた時もあったし、やっぱり最強のライブ曲だよなぁって思った。楽しすぎるもんね。

札幌では頭上にきた佐々木さんの太ももを触ってしまい、恵比寿では事故で(押されて)背中の革ジャン掴んじゃった、地味に事件(?)が起きちゃう曲。
磔磔の時は最前の女の子が謎タイミングで頭ポンポンされてて、こっちまでドキドキしちゃった。
梅田で友達(男)が腰抱かれたのがもはやMVP。

8.コインランドリー・ブルース

喧騒が終わった後の静けさになるあの空気感好きだった。
佐々木さんが謎MCする時も面白かった。
福岡で「(タイ料理屋さん行ったくだりで)タイになれなかったので作った曲です、コインランドリー・ブルース」と大ウソかましてフロアから大爆笑された。
この曲のタイトルであんな笑い起きる事無い。
でも演奏と歌が始まると一気に会場の空気変わるところがフラッドの凄さ。

 

※ここから若干の分岐※
・仙台:くたばれマイダーリン→冬の終わり、マウンテンデュー、一瞬について
・札幌:ベイビーそれじゃまた→冬の終わり、マウンテンデュー、一瞬について
・横浜以降:冬の終わり、マウンテンデュー、一瞬について→ベイビーそれじゃまた

9.冬の終わり、マウンテンデュー、一瞬について

この曲が好きすぎる故にチケット申し込みまくったと言っても過言では無い、EP最後に収録されている名・名・名曲。

ライブでは会場によって色々な見せ場があった。
"人生死ぬまで黒歴史じゃん"で叫んだり、
"触りたいんです"でふらわに手を伸ばしたり、
曲終わった後に"全てあげます"を繰り返したり、
シリアスな曲ながらも1番のサビ後のイントロで優しい笑顔を見せたり…。
色んな佐々木さん見れて情緒ぶっ壊されました。はい、うまく言葉にできません、好きです。

ラストサビ前の"君のせいさ"の後の間(?)が、どこからか(自分メモでは高松から)無くなったのはちょっと寂しい。好きだったんだけど。
それでもラストサビの激しさ、毎回涙無しじゃ見れなかった。
"夢が夢じゃないその日"を絶対に見届けたいと足を運ぶたびに強く思った。

10-1.くたばれマイダーリン

仙台のみ。去年のツアーやフェス等で披露する分には合ってたけど、
今回のツアーは結果論でベイビーそれじゃまたの方が圧倒的にしっくり来たので仕方ないかなと。
とはいえ、聴くたびに好きになってしまう曲。
ラストの《ずっとそばにいて欲しい》は、佐々木さんのボーカルと叫びだから泣ける。
「まだ(野音への)道の途中でも、仙台のことは覚えてる。だから俺が仙台のことを忘れたら言って欲しい、くたばれ!と」のMCから曲入りしてたけど、MCで途中途中笑いながら話す佐々木さんが面白すぎた。

10-2.ベイビーそれじゃまた

札幌では冬の終わりの前、横浜以降では冬の終わりの後に披露。
個人的にくたばれ〜は冬の終わりの前の方が良いけどこの曲は冬の終わりの後の方が思ってるので、なるべくしてなった変更なんだろうなって勝手に思ってる。

この2曲の流れが今回のツアー1番好き。切ない曲から明るい曲くる瞬間に弱い。
正直音源で聴いた時はそうでもなかったけど、今回のツアーで一気に好きになった。ライブを連想させられる歌詞がセトリ後半戦にぴったり。
《会えない夜も忘れないでね/君に歌ってる》
のフレーズ、ツアー終盤になるにつれ胸が苦しくなってた。
福岡ではこのフレーズの時、佐々木さんがフロアのお客さんを指差して行ってて。それを見て涙が止まらなくなった。

11.ギター(羽あり)

ポップめでかわいい曲だけどガッツリ盛り上がれる。
見どころはやっぱり最後のテツさんのギターソロ。ドヤ顔でピック持ってから腕振ってジャーン!ってやってる時あった、あれは痺れた。
始まる前の佐々木さんのギターにまつわるMCも熱い(ギター関係ない話もあったけど)。
仙台の「道に迷った時どうすればいいか教えてあげる、ギターを弾くこと」がすごく心にきた。
ギターソロ中の佐々木さんの行動にも注目。磔磔では上手に回り込んでテツさん見てニヤリとしてた。
恵比寿ではテツー!連呼しててちょっと泣けた。

12.僕を問う

テツさんのギターソロからすぐにこの曲に入って、姐さんのベースソロの繋ぎと合わせて、佐々木さんが手首回転させて姐さんに向けるシーン、全部激アツ。
個人的にずっとずっと聴きたかった曲で、初日仙台でイントロきた瞬間発狂してた。
少し切なさがあるイントロも歌詞も好き、静かになる後半の間奏から"問わず語りが〜"のターンジワジワ押し寄せてくるものがある。
あと高松の時、どこかのターンで姉さんが腕をグーにしてリズムに合わせて腕を上下に振って踊ってた場面があった、可愛すぎて鼻血出そうだった。

《忘れられないよ 君といた夜を》
のフレーズを終わった今更思い返して、大好きな筈なのにずっと胸が苦しい。

13.花降る空に不滅の歌を

去年のツアーファイナルの花びら演出がもはや最高傑作だと思ってたのに、それすらも超えてきた今回。
ダン!と勢いよく曲が終わった直後にフロアからワー!と歓声が上がる瞬間が良すぎた。この曲が1番歓声強かった様に思える、分かる、テンション上がって思わず叫んじゃう。
ラストサビ前の"花降る空に不滅の歌を"のフレーズでフロア合唱になったのはウルウルきた。

去年のツアーで体調崩して磔磔断念した事をずっと引きずってたのもあり、今回無事に磔磔でリベンジ果たせた事で、この曲で滝のように泣いたのは個人的な美しい想い出。

14.北極星のメロディー

まさに私にとってこのツアーこそが、

《ただ夢中で走ってたよな》
《君と最高の景色を見つけた奇跡が俺を動かす》

だった。

まだフラッドのライブに行った事がなかった時、『Love music』でこの曲を聴いてワクワクしてた2年ちょっと前を鮮明に思い出す。
あの時はまさかこんな未来が待ってると思ってなかった。
この曲の通りでした。2年かけてフラッドが私にとっての北極星になってた。
キラキラした青春の様なものが詰まったステージだったなぁ。今更泣けてくる。
みんな言ってるけど、この曲もっとライブでやって欲しい。

15.花

フラッドを聴き始めの時、もしこの曲に出会わなければここにいなかったかもしれない…って話は他でも沢山しましたが、
花降る空に不滅の歌を→北極星のメロディー→花の流れ、
"私にとってのフラッドのターニングポイントの逆再生"になってて、
このターンは毎回情緒持って行かれた。
間奏のところで佐々木さんがマイクをフロアに向けての合唱の、あのターンは毎回涙もの。
ラストサビの"届け"で客席を指差す場面は何度見でも胸が熱くなる。
札幌の時のピンポイントな写真が公式で上がっててテンション上がった。

ファイナル恵比寿にて、《俺がいなくなっても明日はどうせくるんだろう》を歌わなかった事、
その後に「俺はまだ死なねえ!」って叫んだのは嬉しくて号泣でした…。

16.シーガル

イントロ前に毎回佐々木さんがファンにメッセージを叫んでて、毎回元気もらってた。何で言ってるかわからない時もあったけど(笑)。
磔磔での「ロックンロールは生きてるやつしかできねえ!」好きだったし、
長野での「俺たちにはあるんだよ、俺と、俺のバンドと、(フロア指差して)ロックンローラーがいるから」(超ニュアンス)は泣いた。ファンのことをロックンローラーって言ってくれて救われた。

それにしても、この曲が来ると「そろそろ後半戦か…」と寂しくもなったりする。
今回のツアー、スケジュール的にだいぶ無茶させてもらって(遠征なのに翌日普通に仕事するみたいなのばっかり)、
その度に、
《明日がやってくるそれを知ってるから》
のフレーズで泣きそうになりながらも、やっぱり最高で最強にカッコいいな!とテンション爆発させながらぶち上がってた。

17.月夜の道を俺が行く

毎回の"死んでたまるか!"が毎回最高を更新されていった。
ここだけは絶対に目に焼き付けたいと思って、どれだけ整番悪くて視界が悪い日も頑張って佐々木さんを目に焼き付けてた。
こんなにこの言葉に説得性を持たせられる人は佐々木さんしか知らないし、もう出てこないだろうなぁ…と毎回胸を熱くさせられたターンだった。
そういえば札幌にて、冒頭でお茶割り一気飲み→後ろに放り投げて、ドラムの何かに当たってカツーン!と良い音がしたあれは笑った。

18.キャンドルソング

MC入って静かに始まるところから、「最終章」感が半端なく、ちょっとしんみりしちゃってた。
何度聴いてもイントロの入り方に心持ってかれる。
迷いながらも突き進む様な決意が詰まってて、
間違いなくこのツアー中心であり、"今のフラッド"そのものだなぁって聴くたびに思わされる。
ツアーの前半戦から、ラストサビに入るところの"ゆらゆらゆら"の尺が伸びて、合唱のターンが作られてた。
各々の想いをぶつけるかの様に、合唱で揺れるフロアの空気感が毎回好きだった。

19.白状

私が初めてツアーに行った時のアルバム『伝説の夜を君と』に収録されていて、当時のツアーでも重要な立ち位置だった曲がここで。
昨年のツアーの本編ラスト曲「本気で生きているのなら」は毎回歌詞を変えて歌っていたけど、今回の白状も毎回違ってた。歌詞はもちろんオクターブ上げたり叫んだり…その時々の感情をぶつけているかのステージで毎回震えた。

まず印象に残っているのは、
「FADもソールドできなくて大丈夫なの?」ってSNSの書き込みを見てしまった事が会った(結果ギリギリでソールド)。
しんどくて悔しくて、FADでは中盤からずっと涙がボロボロ出てきてて。
白状のラストサビで佐々木さんが、

《本当は諦めてないんだ
!
ここはまだ限界じゃねーんだよ!》

って叫んでいたのを見てハッとして。もうなんか全部ぶっ飛ばされた。
外でなんか言ってる人じゃなく本気で戦ってる人だけを見て追いかけていきたい、きっとここがターニングポイントになった事で、ツアーを全力で追いかけることが出来たのかもしれないと今更思う。

そして、佐々木さんが途中から声が思うように出なくなった名古屋、
正直ほぼ音程が取れてなくて、それでもそのままずっと、最後まで歌い続けてた。
絶対に足を止めない、這いつくばってもやり切る姿を、ただ立ち尽くして見ることしかできなかった。

ファイナルの恵比寿、もう何も言葉が出なくなる程だった。
これまでのキャリアも勿論、今回も12公演ここまでやり切っても、
自問自答して、野音への道が決して簡単では無い事を全力でぶつけている様に思えた、真っ直ぐにぶつけたれた。
"わかんなくていい!わかんなくていい!"って叫ぶところではもう情緒と涙がボロボロ。
こんな表現ができるのは佐々木さんしかいないし、それを乗せるフラッドの音楽にしかできない。
心を何度も抉られそうになって、だけどそれでしか得られない力を沢山もらった。
"生きる理屈を超えてしまって"ってフレーズの意味もやっとわかった。
私にとってのa flood of circleなんだよ。

 

ここからアンコール。
広島では制作中の新曲を少し披露してた。
かなり好きな感じの曲で、アップテンポなのにちょっと胸が締め付けられそうなエモいメロディラインなのがフラッドらしいなって思った記憶ある。
佐々木さんが「こういう時に披露する曲って大体ボツるんだよね!」って言ってた、頼むから出してください…(土下座)。

20.おやすみシュガー

アンコール1曲目という立ち位置が好きな人種なんですけど(?)、ポップながら切ないこの曲が来たのは何気にしっくりきてる。
サビが音源で聴くよりかなり熱くて胸に響いた、個人的にEPの5曲の中で一番ライブ化けする曲だなぁと思う。
特に前半戦では、アンコール中に佐々木さんがメンバーに絡みに行く場面があってそれが好きだった。
磔磔の時にまず姐さんと向かい合ってお互いニコニコしながら演奏してたの尊すぎた、その後テツさんの胸あたりを指でツンツンしてたの面白かった。

21.ベストライド

思えば、迷いながらも戦ったり、失った先に手に入れるようなステージが展開されてきて、
最後の最後は「そんな今のフラッドがベスト」と肯定するような選曲だったのが嬉しかったし救われた。
金沢で「どうせ土砂降りみたいな人生だから」って佐々木さんが笑顔で言ってて、そんな人生だったからこの景色に出会えたんだなぁ…ってなって嬉しくなった。
クラップも合唱も楽しいし、どの会場もフロアの熱が頂点でテンション爆発してた。
磔磔と金沢では、佐々木さんフロアに降りてきて歌い出す熱すぎる展開があった。

22.理由なき反抗 (The Rebel Age) 

大阪までの11公演はベストライドで終わり。
恵比寿では、直前に漫画『ふつうの軽音部』でこの曲が使われて話題になった事もあって、
佐々木さん最後に「理由なき反抗やろう」って言ったことで超展開。
とはいえメンバーがあまり覚えていないとの事で、最初スマホで流して、皆も静かに聴くというシュールな光景だった。
「ざけんじゃねえ!」のところで、お客さん(私も含め)がちょっと静かに声出ししてたの面白かった。
その後、無事に披露されてフロア大絶叫。
本当に覚えてないのってくらい歌も演奏も完璧すぎたんだが。
2年前のアルバム再現ライブの時はまだ声出しができなくて、この日やっとこの曲で「ざけんじゃねえ!」って叫ぶことができた。ボロボロ涙流しながら全力で叫んだ。

誰にも渡さなかった魂はきっと
嘘じゃない 魔法じゃない
リセット・ボタンはいらない

先程、迷いながら走り続けた様なツアーに思えたって話したけど、
その答えがこのフレーズに詰まっているように感じた。
漫画のおかげで偶然だったのに、ワンマンファイナルの最後にあまりにも合いすぎてた。

 

ワンマン編はこれにて千秋楽だけど、
文字通り"まだ旅は続いていく"、対バン編3本も、野音も。
これからもa flood of circleを全力で応援していきたい。
それでも、今回のこの全23曲に沢山のものを貰えて、自分にとっても本当に大きな2ヶ月だった。絶対に忘れたくない。
改めて、私もここまで走らせてくれたa flood of circle、本当にありがとうございました!
まずは今月の大阪の対バンも楽しみにしています!