※配信アーカイブ期間中につき、ネタバレにご注意下さい。
定番曲無し・コアなアルバム曲やc/w等で編成されたTHE BACK HORNのスペシャルライブ、
"マニアックヘブン"の全国ツアーが、2021年10月2日〜2021年12月5日の約2ヶ月間で開催された。
今回はコンセプトの兼ね合いもあり、
ツアー開催中、Twitterやブログで曲ネタバレのレポが出来ずにいた。
その代わり、初日の札幌を終えた後に珍MC集をまとめたブログなら投下していた。
ファイナルの新木場公演が開演され、ようやくセトリを口にすることができる。
配信組の私ですが、このタイミングにて投下することにしました。
11/21の広島公演が終わった後に書いたブログですが、
新木場公演の開演時間に予約投稿しています。
特に今回の配信が初参戦の方は、ライブが終わった後に見ていただければ幸いです。
ちなみに私は美容院の兼ね合いで配信開始時間に間に合っていない可能性大です。
ここからガッツリ、全曲ネタバレ行きます!
私の現地参戦は4公演。
参戦毎に感想をメモっていて、折角なのでそれを現場別で色分けして投下します。
★黒:全体
★青:札幌(2021年10月2日) ※ツアー初日
★赤:名古屋(2021年11月3日) ※札幌が良すぎたので急遽増やした
★桃:福岡(2021年11月21日) ※私のホームグラウンド
★緑:広島(2021年11月23日) ※岡峰さんの故郷
マニアックヘブンVol.14 全曲レビュー
1.ワタボウシ
(2002.11.13 アルバム「心臓オーケストラ」収録)
今年のリヴス再現ツアーといい、優しい曲始まりなバックホーン素敵だなぁって思った。
最後のドラムにダン!!!が最高にエモい。
始まりで一瞬何の曲かわからなかった…笑。それくらい、意外な選曲だった。
2.魚雷
(1999.9.22 アルバム「何処へ行く」収録)
私の夢が一つ叶いました…めっちゃ好きな曲なのに、セトリビンゴに入れ忘れていたのを札幌が始まる数時間前につぶやいてたのもいい思い出。
ついに2週間後〜🥳
— ほっしー (@ta7cr5prm) 2021年9月18日
シングルA面以外、ここ数年で聴けた曲以外…がテーマなんだけど、今この瞬間にハナレバナレが聴きたいなぁって思ったので、これだけは例外であります。
ちなみに初日参戦ですが、もちろんファイナルまで答え合わせツイートはしないです!#バクホン#マニヘブ#セトリビンゴ pic.twitter.com/cotFUHLlED
1曲目からの温度差よ。
治安の悪い山田将司さんが好きな私のバイブル曲。
キー少し下げてるけど、この音程が凄くあってるなぁと思う。
久々に聴きすぎてイントロの時点で舞姫と勘違いした(何故)。
3.孤独な戦場
(2003.10.22 アルバム「イキルサイノウ」収録)
魚雷とセットなの嬉しい!
俺セットリストは必ずこの2曲を連チャンさせます。神様はいるのかいないのか分からんことになってるけど、何となく近しい感じがする。
「うなじを舐める女」の"女"のフレーズを歌う将司さんは全公演色気ムンムンでしたね。
「フォークソング」のフレーズの将司さんがエアギターやったも最高だった。
序盤は座席の兼ね合いで栄純さん側しか見えなかったけど、
将司さんが栄純さん側にきて歌ってくれて幸せでした。ありがとう私のために(違います)。
(この日、中盤で前方のお兄さんが空気を読んだように座って参戦してたので最高の視界でした。しかも座って普通にノリノリで参戦してた。)
「金の味」のフレーズで、片足立てて腕ちょっとクロスして、お金のポーズする将司さんにニヤニヤさせられました。(説明下手)
4.路地裏のメビウスソング
(2015.9.12 シングル「悪人/その先へ」収録)
まさに今回一番意外な曲だったのかも。
でも間違いなく遊牧民が待ち侘びていた1曲。このシングル全部神よな…。
イントロで飛び上がった。
前3曲はアルバム曲だったけど、これはc/wなのもあり、"これぞマニヘブだ!!"ってテンション上がった瞬間だった。
5.さざめくハイウェイ
(2008.9.3 アルバム「パルス」収録)
この曲はイントロの強いドラムから痺れますな。前曲との繋ぎも熱い。
最初から好きなんだけど、Bメロ優勝。あの緊迫感が何故か心地よい。
将司さんの強いボーカルの迫力が半端ないっす…。
6.情景泥棒オデッセイ
(2018.3.7 ミニアルバム「情景泥棒」収録)
泣いた。油断したぜ。
「今を生きろ」って歌ってるこの曲、このご時世だから刺さるものがある。
途中は壮大なバラードなのに、ラストで激しくなるところがえもえものえもすぎた。目見開いて見てた。
出だし、「油断したぜ」の前に吐息漏らしたみたいになってた将司さんの色気よ…。
7.墓石フィーバー
(2005.3.16 アルバム「ヘッドホンチルドレン」収録)
イントロでお隣の女の子がめっちゃ喜んでて、心の中で「良かったね〜!!」ってなってた。
マニヘブは周りのファンのこういう姿見れるのも醍醐味だよね。
"こういうイカれた曲を沢山やってくれるのがやっぱりマニヘブの素敵なところ。"
って札幌で呟いたら、名古屋で松田リーダーのMCでまさかの「(マニヘブのセトリは)イカれてる」発言きた。
ベースソロのターン、その後ろでは将司さんがしゃがみながらマイクスタンドで栄純さんのギターをかき鳴らしてて、まるでTHE YELLOW MONKEYのSUCKの時の吉井さんとエマさんのようでした。
伝われ…!って思ってたら、栄純さんのインスタ上がってました↓
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8.アカイヤミ
(2000.10.17 アルバム「人間プログラム」収録)
バクホン好きになった出だしぐらいに好きになった曲なのもあり、ダーク枠なのにウルっときてしまった。
将司さんが途中でマイクを床に落として、その瞬間、将司さん視界から消えた!ってなってたけど、
整番よかったフォロワーさんが教えてくださいました、そのマイクをめがけて地面這いつくばって歌っていたシーンらしいですね・・・それアカン(鼻血)。
そして、Cメロからのラストサビの将司さんのボーカルが今までで一番激しかった福岡公演。
この時彼には何があったんだろう。
9.ゆりかご
(2006.4.19 アルバム「太陽の中の生活」収録)
ここからお待ちかね(?)の山田将司ギタボターン。
始まりがダークだからなんだ…?!と思ってたらまさかの癒し曲だった。
将司さんの淡いボーカルが良いなぁ。
10.君を守る
(2015.11.25 アルバム「運命開花」収録)
オサレで少し複雑なラブソング。
今回のセトリの中ではここだけ少し独特な雰囲気にも思える。
私のバクホンワンマンは運命開花からだから、今回アンコールのぞいて唯一今までのライブで聴けていた曲かな。(オデッセイはどうだっけな…)
あれ、各アルバムからバランスよくやってるよね?…とこのあたりで思ったけど、今回のセトリのからくりはわからぬままです(そもそもからくりがあるのか不明)。
11.ホログラフ
(2014.4.9 アルバム「暁のファンファーレ」収録)
今回のMVP。
ずっと聴きたかった曲。初日イントロから泣いた。
この儚さこそが彼らの魅力の1つだと思ってて、みんな、バクホンのこういう曲も聴いて〜!!って前面におすすめしたい曲。
歌い出しで将司さんだけにライトがあたるシーン、ふわっと切なく優しいボーカル、会場の空気を将司さんが全部持っていってるようだった。
サビの前半での必死で叫びと、サビの後半で切ない表情でつぶやくように歌う将司さん、全部が尊い。
切ない曲なんだけど、アウトローで光が差す様な照明には毎回泣かされた。
栄純さんのギターソロも美しかった。
前半公演は気づかなかったけど、
アウトローでの将司さんの、あえてマイクを離しての叫んでる姿も泣けた。
結論:全部最高。
12.ハロー
(2010.9.15 アルバム「アサイラム」収録)
将司さんギターのターンはこの曲で終わり。
「ほら」の出だしで何故か一気に安心させられた。
まるでホログラフの切ない主人公が報われるような温かさがあった(俺調べ)。
ギターも弾いてるはずの将司さんが、途中で客席にクラップを煽った不思議な場面があった。
これも後にフォロワーさんに教えてもらったが、弦が切れたことのごまかしだったらしい…かわいい…。
13.浮世の波
(2006.4.19 アルバム「太陽の中の生活」収録)
昭和生まれのみんなが大好きな曲(偏見)。
どこか渋いサウンド歌詞のかっこよさ。
将司さんのこの音程の歌声がめちゃくちゃ好みなんだよな。
岡峰節が滲み出てる曲だなぁと個人的に思ってて、それもあってか、広島のベースの音が今まで以上に格好良く感じた(割と岡峰さん側にいたのもあるけど)。
14.反撃の世代
(2012.6.6 アルバム「リヴスコール」収録)
唯一予想できていた曲。
ほらやっぱり〜!リブス再現でやらずにここまで引っぱってくるやつよな!
アルバムの中では何故かコア曲枠になっちゃったけど、
今回、客席(わたしも含めて)が一番盛り上がってた曲だった気がする。
もはやライブ定番化してもいいのでは?
椅子無しだったのもあり思う存分跳べた。
一体感半端なくて、メンバーの笑顔も垣間見えて、泣きそうになった。
立ち位置指定、声は出せないしマスクもしてるけど、まさにライブハウス感満載だった。
15.赤い靴
(2008.5.21 アルバム「覚醒」収録)
これもやっと聴けた〜!!嬉しすぎてイントロから跳ねてた。
この曲、松田節炸裂な歌詞を将司さんが熱くカッコよく歌うところも良いし、
途中の栄純さん岡峰さんのコーラスもエモいし、
"4人全員が最高に好きだな"って常日頃思ってる曲。
浮世〜反撃〜赤い靴の流れ、まさにキラーチューン祭り(別バンドのパクリ)です。めっちゃ盛り上がったし楽しすぎた。またこの3連聴きたい…。
近くのお兄さん、各曲のイントロが流れるたびにテンション高そうだったけど、
この曲ではついにガッツポーズしてた。おめでとう。
将司さんの切なさと激しさのボーカルの絶妙さが群を抜いてたのが福岡公演。
16.パレード
(2007.5.23 アルバム「THE BACK HORN」収録曲)
優しくてどこか壮大で、どこからか希望の光が訪れるような本編ラストだった。
毎回、この曲の前の将司さんのMCが良すぎて、それから入る曲だからほんとズルい…。
やっぱり全体的に福岡公演での将司さんは感情が高まっていたような気がする。
後半につれての熱いボーカルに胸を打たれた。
そして広島でも。将司さんの鼻が赤く、感極まってる様だった。なんとなくウルウルしているようにも見えた。
隣の人めっちゃ号泣してたのにも釣られてか、私もめちゃくちゃ泣いてしまった。
17.天気予報
(2006.4.19 アルバム「太陽の中の生活」収録)
アンコールでメンバー再び登場したが、松田さんの姿だけ見当たらず、将司さんがドラム、栄純さんがベース、岡峰さんがギターの位置に着いたので、やはり来たか…となった。
マニヘブの醍醐味、パートチェンジ曲。
岡峰さんが(栄純さんの)ギターを持って、ギターの匂いを嗅いで微妙な顔をする、
栄純さん「そういうのやめてwww」のこのやりとり笑った。
初日、久々で歌詞覚えてるか不安だったのか、出だしで松田さん台本を見る→上を見る→台本を見る→上を見る…の繰り返しだったの笑ってしまった。
事あるごとにニヤニヤしてるドラマーも可愛い。
歌い終わった後の両手グーパンチ松田さんの可愛さ。嬉しかったんだね。(アイス買ってもらった子供を見る親の眼差し)
この公演ぐらいから将司さんのスティック捌きが激しくなった。スティック追ってしまったのは笑った(飛んだスティックを目撃)。
某back numberさんのバイマメンステージを思い出す…ボーカルがドラムセットの前に立つと荒ぶる法則なのか…?
DRUM Be-1、ステージの上手側の後方にドアがあるのですが、
出だしのイントロにて、その後ろのドアからドヤ顔で堂々とした振る舞いで出てきた松田さんに吹いてしまった。
後に「カリスマ性があるね」とメンバーから言われていた。
岡峰さんが将司さんや栄純さんの演奏にダメ出し。「ねぇ、なんなの」連呼が可愛い。
広島クアトロではミラーボール回ってて完璧だった。
将司さん途中で「教え〜て〜ワオ!」みたいなシャウトしてたの最高に可愛かった。
18.希望を鳴らせ(新曲)
初日札幌に向かう途中、空の上にいた時間に新曲発売の告知があり、
札幌降りたってスマホを見て、機内で静かに荒ぶっていた人がいたらそれは私です。
キャッチーでアップテンポな前向きな曲だが、
Aメロはどこか懐かしさを感じさせられるメロディラインになっていて、
そのバランスが"今のバクホン"っぽいなと思った。
まだ4回ほど聴いただけで全て歌詞を把握してはいないけど、特に好きなのは2番Aメロ。
すぐ会えると思っていたけどダメだった…(完全なるニュアンス)なフレーズだったと思うけど、切なくて泣けてしまう。
これからどんどんライブ映えしていくんだろうなぁ。また聴けるのが楽しみです。
将司さんがこれまで以上に魂込めて歌っていたので、将司さん作詞かな?と一瞬思ったけど、どうやら栄純さん作詞、将司さん作曲なんですね。
19.さらば、あの日
(2000.4.25 「甦る陽」収録)
今回、私にとって2019年の"夏のマニヘブ"以来のマニヘブ。去年のはチケット落ちました…。
当時、岡山公演を終えて、次のバクホンライブ予定はカルペ札幌だったが、最終的に中止になってしまった。
だから何となく、この札幌公演は私にとって"夏のマニヘブの続編"の様な感覚であり、
この曲のイントロを聴くと「マニヘブが終わっちゃう」…とどこか寂しさを感じる気持ちも2年ぶりで、だけど、鮮明に思い出した。
この2年間バクホンにも、私にも、世の中にも色々あって…、でもこうして足を運ぶことが出来た。リベンジできた。
札幌の地で色々込み上げてきて、涙が溢れ出た。
諦めないでいてよかった。
そして、私にとって今回最後の参戦だった広島。
全通した夏のマニヘブでもそうだったけど、今回も、10月2日からこの日まで毎日を全力で駆け抜けて、ワクワクしながら各地に足を運んでそして会いに行って…を繰り返してた。青春
そんな想い出がに胸が熱くなり、やっぱり出だしのフレーズから泣いてしまった。
去りゆく今日
にじむ明かり
夢のかけらただ
拾い続けた
今回のマニヘブ、聴きたかった曲が沢山きけて、最高のセトリだったし、
どの公演でも無邪気に笑うメンバーの姿が垣間見えたり、
将司さんがファンへの想いを語ってくれる場面もあった。
「思うようにライブができなくなったこの状況で、
バックホーンの事をを信じて、会いにきてくれてありがとうございます。
それにすごく救われます。」
そんな話をしていた。
救われているのはむしろ私達の方で、だけどそんな彼らが、そう思ってくれるのは嬉しくなる。
私たちファンがバックホーンにとって、少なからずとも"居場所"になっているのであれば、
これからもそんなファンで居続けられるように、
毎日しっかりと生きよう!って思わされた。そんな2ヶ月間だった。
改めて、マニアックヘブンVol.14完走、おめでとうございます!
THE BACK HORNの音楽をこれからも愛し続けていきます!!