*Minority Repor10*

ライブレポ * 音楽語り * たまに日常

MRI受けたレポ

いつものブログとはまるで違う内容を投下します。
とはいえノリと空気感だけは同じです(この軽い感じ)。

ワタクシ一般的な30代女性と比較して、通院スパンが多いと自負しているのですが、
それはきっと極度の心配性だからかもしれないです。
幸い重病歴も無いわけで。
とはいえ、不安だから検査を受けるのは大事だと思ってて、この心配性メンタルには少し感謝しています。

本題。
昨日より右側の耳下腺が痛い・耳がチクチクする・頭がビキッと痛む…等の症状が出る様になりました。
耳に関しては難聴経験があるし、耳下腺やられて頰が膨れることもあったけど、
頭痛には定評のない奴で、いつもと違う頭の痛みに一気に不安になりました。
数日前にちょうど、"家族が蜘蛛膜下出血になった体験談"的な漫画をTwitterで読んだばかりだったし。
まさか自分が…?と思いつつも、ワタクシ一般的な30代女性と比較して飲酒量の許容範囲はだいぶ超えていることを自負しているので、いつかそんな事になるのでは?と不安になって。

頭か耳かが不明だしかかりつけの耳鼻科に行くべきかとも思ったが、頭痛の方が気になったので、人生初の脳神経外科に。
まずは問診。年齢・症状的に脳の病気とは考えにくいとの見解でした。(眩暈や喋り辛さの様な症状がない事から。)
このまま痛み止め薬で様子を見るか、それとも念の為MRIをとるかの2択になり、

どうせだからやってみました。人生初のMRI。

 

MRIを受けるにあたって。ざっとこんな感じ。
・時間は約30分。頭は動かしちゃいけないけど、それ以外はおおよそ大丈夫。
・金属類は全て外す。
 →MRIの機械は磁気だから壊れる可能性があるとのこと。
  ワタクシの相棒、Apple Watchちゃんとはしばしの間お別れ(ほんの30分だけどな)。
  歯科矯正のマウスピースは一応外してみた(金属ではないけど念の為…)
・ペースメーカー等を埋め込んでる人はNGぽい。

 

そしてMRIの機械に入る。
ドラマでよく見ていた、まるで洞窟のように、全体が閉塞されている空間に身体ごと入るやつをイメージしてたんですが…そこまではなかった。(あれはCTとか別のやつかな?)
閉塞されているのは真上ぐらいで、左右や足の先は普通の景色でした。

とはいえ…これは個人差があるとは思うけど、決して気分の良いものではなかった。
そもそも頭を固定された状態で、謎の音がして、スマホも本も見れないで約30分同じ体制…。

よく夢の中で、"この場所を脱出する為にはあの狭い空間を通り抜けないといけない"的なものに出くわすものの、その空間に怖くて入れない…状態なってしまう故、もしかしたら私は閉塞恐怖症ではないかと少し思ってて。
結局そうなのかは不明だが、
開始5分ほど(時計見れないから実際は不明)で、
頭を固定されている事の恐怖なのか、閉塞感への恐怖なのか、段々と不安に襲われ冷や汗かいて心臓がバクバクなって、今にも暴れ出したくなって。少しパニックに陥っていた。
「あ、これ本気でやばいやつじゃね…?」と、"何かあったら押してください"のボタンを押すかどうか本気で迷っていた(それを考えられるだけ実は余裕だったんだろうけど)。
でもせっかくの検査を無効にするわけにはいかん…。大丈夫、これは精神面からきている恐怖だ、大丈夫…って思えば思うほど頭が混乱していって。

どうにか軌道修正しようと、全く関係ない事を考えなければと思い、とりあえず頭の中で、
9mm Parabellum Bullet「Living Dying Message」を歌っていた。

www.youtube.com

しかし、MRIは謎の効果音が延々とするイベントでもある。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…の様な耳に不愉快な音が鳴ったと思えば、
カーン…カーン…の様な耳に不愉快な音が鳴る。
せっかくの神曲がそれらの音にかき消されていく。

とはいえ時間が経つにつれ、だいぶ精神的にも落ち着いた。
だからこそ暇である。しかもお腹すいた。
そもそも今何分経っているのか、その感覚すらわからない。
ならばよろしい、自力で数えるまでだ。
…と、とりあえず指でリズムを取り、独自にカウントを初めた。
5分ぐらいで飽きましたけど。
しかし何もしない5分ってこんなにも長いんだな…これの約6倍ってそりゃあきついわな。

その後、何故か唐突に喉が痛くなり、度々咳き込んでしまう。
これも精神的なものなのか、それともこの季節だからこその乾燥で喉やられてるのか。家にいても偶にそうなるので。
頭固定された状態で咳を我慢→でもむせる→再び我慢…の謎の拷問の繰り返し。
そもそも咳き込んだ際に少しばかり頭動いてんだけどな。
これはセーフなのか…?と不安になる。

暇だなぁ。お昼ご飯何にしようかな…と考えてるところで、MRIからの効果音が止まる。
もしや終わったのでは…?と期待したが、担当医さんはなかなか来ない。
「今日の晩御飯も昨日と同じく、鯛のアラを買ってあら煮だろうなぁ」…と考えていたところで、ようやく担当医さん登場。
もしかして忘れられてたやつじゃね…?と思わなくはないが、無事に終わった安心感が半端ない。
立ち上がる時、少しフラッとしました。
30分、謎の効果音と閉塞感と頭の固定があったから仕方ない。
ほんの少し違和感があったのみで、そこからはいつも通り、元気ハツラツオロナミンCでした。

 

結果発表。
お医者様「綺麗な脳ですね。耳も異常ありません。」
これで安心、お酒を思う存分飲める。

症状からしても、一時的な神経痛である可能性は高い、痛み止め処方して様子を見ましょう、との事。

今現在も若干頭に違和感はあるものの、"物理的異常が無い"と知ってからは精神的にも楽になりました。
前述の通り、私は結局のところ、重い病気にかかった事が無く、全て不安を解消するための検査を色々やってきた身ですが、
もしかしたら安心をお金で買ってるのかもしれない。良い意味で。
ちなみにMRI代は保険適用で5000円台でした。この辺りは病院により変わるので、あくまで参考値・

 

初のMRI体験、決して気分の良いものではなかったが、「もう一度やれ」と言われたら、余裕で我慢できるレベルとは思います(例の発作が起きない限りは)。
次回は10年後ぐらいかもしれませんが…・・また受ける事になった時の為に、30分間の暇を耐え抜く方法でも身につけておきます。