*Minority Repor10*

ライブレポ * 音楽語り * たまに日常

2023.MUSIC.TOP10

遅れまして、あけましておめでとうございます。
2022年は人生で1番ライブに行ったにも関わらず、ほとんどブログに記せていないまま年が明けてこの季節がやって参りました。
そりゃあ限界まで遠征しまくって限界まで酒飲んで早朝に帰って仕事して…な生活繰り返してたら書けませんがな。

毎年1月は何故かライブが少なく(※遠征3本入ってる)
その隙にハイボールを片手に七草粥を食べながら、毎年恒例の1年間の音楽総集編イベントやります!!!

概要

ざっと説明するとこんな感じです↓
・2023年に発売された楽曲(※)の個人的ランキング
・売上諸々とは無関係。完全に自分の"好き"だけでピックアップしてます。評論的なものでもありません。
・書いてる人は浜崎あゆみ教信者且つ邦楽バンド好きの為、割とその辺りに偏りがち。
・書いてる人は語彙力もなければ音楽・楽器知識低め。

(※)2023年12月1日〜2023年12月31日に"最初に"発売された曲が対象。
シングル表題・c/w・アルバム・配信曲問わず。(但しYoutube公開のみは除く)
(例えば、"シングルで発売した後にアルバムに収録された曲"=シングルの発売日に基づく/但し"円盤発売が予定されているがサブスクや配信でちょっと早めにリリース"っぽいものは除きます。
その匙加減はよくわからないし、見落としがあればごめんなさい…。)

そして今年も決まったアーティストの曲ばかり聴いていた為、8割は常連枠ですね…。
アーティスト被りは無し。

相変わらずの自己満足のブログですが、名曲ばかりなのでご覧ください!

 

2023年楽曲 個人的ランキングTOP10

※もれなく(?)好きな歌詞のフレーズ付き。


10位:最後に残るもの/THE BACK HORN 

youtu.be

(2023年10月4日 シングル「最後に残るもの」収録)

壊れそうなあの夜とか
生き急いでしまいそうだった瞬間に
この手を掴んでくれたのは
あなただった

デビュー25周年記念シングルで、レーベルオンラインストア+配信限定という形でリリースされた。
今だから言えるが、最初に聴いた時はそれ程ピンときていなかった。
というのも、『瑠璃色のキャンパス』『Days』…等の直近でリリースされた楽曲と被る部分があると思っていて(前向きな優しい曲…みたいな)、そろそろ違うタイプの曲を聴きたいなぁと思っていた為で。
だけど聴けば聴くほど、楽曲のメッセージがグサグサと刺さって、MVが発表された頃には泣きながら見てた自分がいた。

歌詞は優しいだけではない。バックホーンのこれまでの楽曲に"闇"や"切なさ"等のマイナスの感情が多く描かれてただけに、バンドも聴き手の人生も、順風満帆に行かず傷ついた人だって少なくはないと勝手に思っている。
こんなに苦しみながらもどうして生きていかなきゃいけないんだろうと思いながらも、それでも生き延びてくれてありがとう、そんなメッセージを感じさせられる。
ファンとして、このバンドを推し続けて来てよかったなと思える1曲。

 

9位:花/藤井風

youtu.be

(2023年10月13日 配信シングル「花」収録)

何ができるのだろうか
誰を生きようかな
みんな儚い
みんな尊い

100億年ぶりぐらいに連続ドラマをハマって見てた気がする。
そのドラマ『いちばん好きな花』のタイアップであり、おそらくこのランキングの中で唯一の流行枠ですな。
藤井さんのクール且つ優しい歌声と、少し切なさを感じさせられるサビのメロディが絶妙に合わさって、シンプルながら美しい。
歌詞はまさにドラマのストーリーを思い出させられる。
周りに流されたり羨んだり時に自分を見失いかけつつも、しっかり自分を生きていけるように。藤井さんを聴いている世代(?)の、これから大人になっていく若者に刺さりそうなメッセージと思う。

関係はないけど、藤井さんのシングルって全部"配信限定シングル"だとこの記事を書くにあたって初めて知った。
今後は"配信限定シングル"こそがメインになっていくんだろうな…。おばちゃんちょっと寂しい。

 

8位:Brand New Day/9mm Parabellum Bullet

youtu.be

(2023年8月9日 配信シングル「Brand New Day」収録)

無我夢中で掴み取ろうとして
手を伸ばしてる 夢が覚めても

結成19周年(何故周年なのかは割愛)の8月"9"日にリリースされたシングル。
疾走感あふれる、爽やかでありつつも9mmらしい激しめなサウンドと、これまでの歴史を思わせられる歌詞。
同じく周年バンドのバックホーンの最後に残るものとは遠からずもアプローチの違いが見えるのが面白い。
歌詞冒頭にあるように、9mmはずっと風のように走り続けてきた。
音楽性のアップデートはありつつも、軸はブレず良い意味で"変わらない"ところが推せるバンドだなと思ってきたので楽曲がしっくり来るし、
これからも変わらず突っ走っていく…を感じさせられて嬉しくなる。
バンド自身の事だけではなく、やりたい事を貫き続けたり夢を追い続ける…そんな聴き手にも刺さる1曲と思う。

 

7位:(NOT) Remember you/浜崎あゆみ

(2023年1月25日 アルバム「Remember you」収録)

youtu.be

底辺のその更に下のラインをさ
超えた手でどんだけ洗っても一生綺麗にはならない

どうやら2023年は推しアーティストがこぞって周年を向けられたみたいで、あゆもデビュー25周年。
その記念すべき年に発売されたアルバムの1曲。
ド派手でインパクト大ゆえにリード曲の1つとして扱われているが、そんな曲がまさかアルバムタイトルを真っ向から否定してるのがあゆらしくて面白い。
雰囲気的に、『WARNING』のような世間のアレコレをぶった斬る系の曲に思わせつつ、サビは割とハッピーで可愛さもある。
とはいえ恐らく"心から笑ってすごせる大事な仲間がいれば良い、自分を傷つける人達の事は知りません"な意味合いの曲かなとも捉えられる。
現代を生きていくうえで必要なマインド。やっぱりかっけえっす。
歌詞も好きだけど曲調がかっこいい。イントロがずっと耳に残る。

 

6位:最低なともだち/ドレスコーズ

youtu.be

(2023年5月11日 配信シングル「最低なともだち」収録)

きみがいないことを
わかることばかり

毎年恒例、"知ったばかりのアーティスト&曲をランクインさせるってどうよ"枠。
昨年12月頭に別バンド目的で参戦したフェスに出演したバンドで、その兼ね合いで予習していたところ、曲調がめちゃくちゃ好みだと発覚。
その中でも1、2番を争うほど好みな曲がたまたま2023年リリースの新曲という事が判明してここに至る(笑)。
どこか懐かしくて少し暗くて切ない曲調に志摩さんのボーカルが合いすぎて。
何かを連想させられるな…と思ってたが、志摩さんがインタビューで、
"野島伸司ドラマをイメージして作った。"と仰られてて、それだ!と。
(当方、野島ドラマヲタクでした。)
そしてドレスコーズはMVもめちゃくちゃ凝ってて良いですね。この曲見てください、温かさから一転して胸が締め付けられそうになる切なさに襲われる。

 

5位:a-Skill/UVERworld
α-Skill

α-Skill

  • UVERworld
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(2023年7月19日 アルバム「ENIGMASIS」収録)

夢に敗れて
免れた道のその先で
また夢を見る
それが人生

UVERworldといえば、ド派手なアップテンポだったり、強めのメッセージソングを連想されがちだが、偶に人間の弱い部分や苦しみを赤裸々に訴えるような、自然と涙が溢れてくる切ない曲が登場するんだよな…。
これまでも『ALL ALONE』『ConneQt』等が該当と思うが、この曲も正にそうだと思う。
音楽が好きすぎて気持ちが重すぎて、時にコンプレックスに襲われたり壁にぶつかったりして、醜い感情に苦しめられてしまう。
前半はその苦悩が描かれているが、再び前向きに音楽に向き合い出そうとする主人公に涙。
ラストは"全ての夢を追いかけるファン"に向けたようなメッセージで涙腺爆破。
TAKUYAとしては"音楽"の事を歌っているが、聴く人によって自分の大事なものに置き換えても良いかもですね。
夢が遠くて苦しんでる人に是非聴いてほしい。

 

4位:かわかわ/THE KEBABS

youtu.be

(2023年3月15日 EP「幸せにしてくれいーぴー」収録)

疲れたあなたがあなたを見失う夜も
俺は知ってるぜ
あなたはあなたのまんまで
かわかわなベイビー

a flood of circleの佐々木さんやUNISON SQUARE GARDENの田淵さん等、本業を持ってるバンドマンによって結成された部活動のようなバンド(のイメージ) 。
凄く伸び伸びやってる感じが伝わってきて見てて楽しいバンドだなって思っているが、その中でも強く伝わるのが、正に"かわいいもの好き"の佐々木さんのマインドを表すようなこの曲。
もう佐々木亮介の集大成枠で良いと思います(?)。

因みに私のSpotifyアカウントの今年の再生数圧倒的1位になってました。
基本楽曲はCD買う or レンタル or iTunesストアで音源購入…の為、Spotifyはライブ予習用の用途ではあるものの、思えばずっと聴いてた時があった程の中毒性のある曲。
POPで遊び心万歳の歌詞だが、日々に疲れた大人が何気なく聴いて元気になれるようなメッセージもあり、不思議な魅力を持つ曲。
とりあえずライブ映像見てください。
可愛い楽曲ながらもオラオライメージがあるような内容な佐々木さんの「おい、ずっきゅん」が100点満点なんだが。

 

3位:怪獣のサイズ/back number

youtu.be

(2023年8月4日 配信シングル「怪獣のサイズ」収録)

ああ きみに恋してさ
嫌われたくなくてさ
気づけばただの面白くない人に
違ったそれは元からだった

メンヘラレベルの切ない失恋ソングから始まって、モテない男の片想い曲でヒットし、最近は優しいラブソングや恋愛に捉われない色々なシングルを出してきた、ずっと追っかけてきたback numberさん、待ってました…こういうの待ってました…!!!(発狂)
雑に説明すると『高嶺の花子さん』失恋バージョンみたいなの。
モテない男のコメディ混じりのノリノリ爽やかポップ、だけに逆の逆を行って切なさが倍増する。
そういうコンセプトなんだろうけど曲調に今っぽさがあまりない、それでも不思議と耳に残って離れないのは歌詞の後味の悪さから来てるのか(※曲が良いからです)
何が悪いのかはわからないけど多分この男はどうしようもないんだよ、こんなにフラレそうな男を描くのが上手い清水依与吏さんは何者なんだ。
私は女だけど心当たりがありすぎるので、初聴きはMV見ながら号泣してました。
全てのモテない男女に幸あれ(何この締め方)。

 

2位:枯れた白い花束/The Cheserasera
枯れた白い花束

枯れた白い花束

  • The Cheserasera
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(2023年10月1日 EP「Replay」収録)

風に吹かれて歩いてる
歩幅合わせてゆっくりと
影はみるみる伸びていき
夏は静かに過ぎていった

 1年半の活動休止をしていたケセラセラの復活EP。
バンド復活作らしい爽やかな『君がギターを弾かないなんて』、ザ・ゴリゴリロックな『GUS TOKYO』等の華やかな楽曲揃いの中、寂しげなロッカバラードがEPのラストを飾る、それがこの曲。
他4曲に比べて地味なイメージは受けるかもしれないが、流れるように切なさが押し寄せてくるこの雰囲気こそがケセラセラぽいなと思った。
正にこのバンドがずっと言われてきた"センチメンタルロックバンド"らしい、"心の隙間にスッと入ってくる"ものを感じる。
歌詞通り、一人ぼっちで佇んでいる。その孤独心こそが不思議と愛しい。寂しいけど。
復活のワンマンライブで初めて聴いた時、どうして私がこのバンドの活動休止にあんなにショックを受けて、ずっと待ち続けて、復活報告に大泣きするほど喜んで、遠征までして下北沢のライブハウスに足を運んだのか…その答えはこの曲にあったのかもしれないと思った。
いくつになってもふとセンチメンタルになるこういう感情を肯定してくれるバンドだからだろうなって。
とはいえ本当に5曲とも全部好きだし、明るくて前向きな曲も大好きだし、今後の活動も楽しみにしてるのは変わらないのですが!

 

1位:GOOD LUCK MY FRIEND/a flood of circle

youtu.be

(2023年2月15日 EP「花降る空に不滅の歌を」収録)

古臭いバンド
俺やっぱ好きだわ
終わってるなんて嘯く
これ以上騙せないんだ
俺を騙せないんだ

1位と2位、最後の最後まで悩みました。
「最近分かりやすいぐらいフラッドだし2年連続フラッド1位にするのは…」って考えたけど、そういう事を考える時点で自分の中でもう答えは決まってたんですよね。
(因みに2年前の1位はケセラセラ。)

アルバム『花降る空に不滅の歌を』収録曲。
疾走感あふれるアップテンポな曲だが、何せ他の曲のインパクトが強すぎるからか、
見事に"アルバムツアーが終わったら1度も披露されない枠"にガッチャンコしてますね…(涙) 。
そもそも今年の私の作り上げたアルバムであり、本当は収録曲全部ランキングに載せたいレベルにどれも好きなのはあるけど。
この曲は"亡くなった友人"がテーマになっており、盛り上がる曲ながらもメロディや途中のイントロもところどこの切なさを演出してるのが上手いなと思った。
だが、後ろを向いたまま終わるのではく、
友人の意思を受け継いで、"自分自身を全力で生き抜いていく"展開が最高に胸熱。
それこそが今回のアルバムのテーマにも沿ってる気がするし、
佐々木さんの強い"決心"を感じさせられて胸がぎゅっとなる。
今回のアルバムは特に『本気で生きているのなら』『花降る空に不滅の歌を』あたり、自分自身に影響されまくった曲が多い中、
私は友人を亡くしたことがなく、この曲は共感とは少し違うけど、そういうの抜きで久々に心打たれまくった曲に出会った気がする。
難しいとは思うけど3年後の武道館で聴きたいなぁ。
あのステージで「最後の最後笑うのは夢中で信じて走り抜いた俺だけ」って歌ってほしい、絶対泣いちゃう…。

 

まとめ

世間で何が売れてるとか、このアルバムだったら普通この曲選ぶんじゃない?とか、
そういうの一切なしで書いてはいますが、
ほんと名曲ばっかりだなぁ私が選ぶ曲は…と自画自賛しまくってるところです(笑)。
とはいえ、最近新しいアーティストの曲を聴く機会がだいぶ減っていますので、今年は去年以上に幅広く聴けたらなぁと思っています!
…ってこれ毎年言ってる気がするな。