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【ライブレポート】9mm Parabellum Bullet - DEAD POP FESTiVAL 2022/川崎市東扇島東公園

2022年6月25日・26日、神奈川県川崎市で開催された、
SiM主催の野外フェス『DEAD POP FESTiVAL』。
2日目、6月26日に参戦しました。

私にとって不慣れな夏の野外フェス、
福岡から遠征してまで参戦する事を決めたきっかけは、
大本命の9mm Parabellum Bulletが出演が決定したからである。
今年の9mmライブ参戦率えぐいです…。

9mmがトップバッターだったこともあり、
最初に全力を尽くして、その後はトリのSiMまで体力を温存しつつのんびり過ごすつもりでいたが、
結果的に、殆どのアーティストをがっつり楽しんできた。
炎天下の中、元気に過ごせた自分を少し褒めたいです。

その為、他のアーティストのレポも後日出来たらいいなぁと思っていますが、
今回はガチバンド、9mmのレポを書き殴らせて頂きます!

 

毎回説明している気がするけど、今回もあえて。
ここ数年で完全に下手側のベーシストさん推しになりましたので、
相変わらず下手視点の感想が多めになる事を先に謝っておきます…。

また、今回は前方エリアのチケットをゲットしていたが、
整理番号は100番台後半だった。
最前で見れた宗像フェスのように上手くは行かないだろうなぁ…と思っていたところ、
横が広めだったり、整番の呼び方が割と大雑把だったり、
諸々の状況が重なり、まさかの2列目下手側に着きました。
しかも前にいる方々が少しソーシャルを取っており、自分の目の前に隙間があったので、
推しから見たら実質1列目(都合の良い解釈)。

またこんな最高のポジションで見れていいの?
これだと8月のロッキンにすら期待しちゃうじゃないか…。

 

オープニング

9mmはトップバッターである為、同時にDEAD POP FESTiVALが開演。
出演者紹介映像と、SiMからのフェスの注意事項がスクリーンで流れた。
注意事項、なかなか辛口で面白かった。
色々あったけど、気に入ってるのは
「(ニュアンス)喧嘩は駄目。寒い。」

 

本編

サポートメンバーである武田さん・為川さんは、
この日偶然にも(?)、神戸で開催されたネコフェスに出演していた。
要するに、今回の9mmは4人体制。

去年のCHAOSMOLOGYツアーのインディーズアルバムの再現でも4人だったが、
こっちはコンセプト的に、必然的なものではあった。
今回のように、通常の夏フェス等のライブで4人体制は珍しいし、それが胸熱だった。

 

朝から30℃越えの暑さだったが、風もそこそこあったのが救いだった。
宗像フェスに引き続き、髪が綺麗になびく卓郎さん(Vo.)、とても絵になります。

滝さん(Gt.)はいつも通り、ALLAROUNDの山Tシャツを着ていた。
下の方に鮮やかな緑が入っており、夏らしく爽やかでいいなぁってなった。

今回も残念なことに、かみじょうさん(Dr.)は頭半分ぐらいしか見えず…。
下手側前方にいる間は諦めた方がいいものか。

和彦さん(Ba.)もいつも通りお団子ポニテだったが、ポニテの長さがいつもより短かった。
少し切ったのか?それともお団子にボリューム持たせたのか…?と割と真剣に考えてはいましたが、
この2日後、あの長い髪をバッサリ切ったという断髪式のご報告を受け、
要するに後者であることが判明しました。確かにお団子大きかった気がする。

そんな4人によるライブがスタート。

The Revolutionary

1曲目にして1番意外だった曲。
でも、何となく明るい時間帯が似合う曲だなと思ってて、
夏フェスのトップバッターを飾るには最高だった!

結論、今回のDEAD POP FESTiVALは大きな問題も無く、大成功を遂げた。
SiMのMAHさん含め、各出演者の方々が、
「あと少しの我慢でもうすぐ自由になれる」
と口にしていたのが印象的だった。

今思えば、この日のトップバッターの1曲目の最初のフレーズ、

長い夜が明けた

が、このフェスの事を言ってるように思えて、凄く泣けてきた。
まさに世界を変えるような胸熱なスタートだった。


名もなきヒーロー

爽やかな曲から爽やかな曲へ。この流れ好きです。
名もなきヒーローを聴くと、また9mmに会えた!って思えて嬉しくなる。側から見たら会いに行きすぎだけどな。
曲調も好きだけど、やっぱり歌詞が刺さる。
今日この日の為に、馬車馬のように働いて、
休日も働いてその代休を翌日(平日)にあてて、残業代で航空券取って、
そうやって勝ち取ったDEAD POP FESTiVAL参戦権でした(笑)。
ライブのおかげで日々を戦えたり、投げ出すわけにはいかないって思えてるんだよなぁ。
次はロッキンまで生きのびて会いましょう!


新しい光

3曲続けて爽やかみが強い。
だけどメンバーの演奏やパフォーマンスは対照的に、いつもより漢み強かったように思える。
SiM主催だからかなぁ。漢み強いバンドマン大好き芸人なので嬉しかったです。

この曲の時、前方でカメラマンさんが、自撮り棒っぽい見た目のカメラ持ち、
すごい勢いで走りながら我々客席を映してました。
推しを見るキモヲタの顔をした女(私)が映ってます…カメラさん本当にごめんなさい…。

そんな下手側の推しの話。
今回、サイドに少しだけ前に出れるようなステージセットでした。
これはどこかで出てきてくれるかな…?とドキドキしていたら、
まさかのこの曲の後半のベース立てのシーンでした。
目の前でベース立てたれてかっこよすぎて倒れそうでした、不意打ちはやめてください、、、

 

ここで卓郎さんMC。
「俺達こう見えて、横浜のバンドなんですよね(笑)」
が可愛かった。そうね、バンドの雰囲気的に横浜感ないかも…。

そして、
「トップバッターになったからには、
みんなをぶっ飛ばさなきゃいけない。」

と、お得意のドSっぷりをかましてくれました。ありがとうございます。


One More Time

「発売されたばかりの新曲をやります!」と言われたので、
まさかSpirit Explosion…?と一瞬心がざわついたけど、もちろんそんなことはなく。ツアーに期待してます。
とはいえ、One More Timeは発売されてから鬼のようにヘビロテしてる程度に大好きな曲で、
これからずっとライブ定番曲にしてほしいレベルにライブ楽しい。

宗像フェスの時も言ったけど、相変わらず和彦さん推しすぎて、
CD音源でもイントロのベースの音に耳を傾けてはテンション上がってるタイプの人間なので、
今回も相変わらず演奏ガン見してました。この曲に限らずじゃないんか?
美しい手指でのキレッキレの演奏見てると早く酒飲みたくなりました、まる


反逆のマーチ

何気に久々すぎる。
私がライブで最後に聴いたのは、2020年の『2Q2Q』以来だったと思う。
そんなに聴けてない!?ってなった。
(当時そこまでワンマン以外のイベントに行かなかったのは大きいけど)
また聴けて本当に嬉しかった!OMTからの流れエグすぎだけど激アツで楽しかった。
コロナ禍前のもみくちゃライブで、この曲のイントロの時に、毎回どこかに連れていかれてたのを唐突に思い出した(笑)。

CD音源、「やったりだ」がどうしても「やったニダ」にしか聴こえないんですが、
今回ライブで聴いてもやったニダだった。卓郎さん可愛い。


生命のワルツ

リハ、少しだけ見れたんですが、その際にこの曲のイントロが少し流れていたので、
「あ、やるんだ」と、唯一予想ついていた曲。
(そういえば9mm Mobileに上がった写真によると、リハでメンバー登場してたぽいですね。
残念ながら見れなかった…。)
この曲もまた、イントロで頭振りたくなる超楽しい曲。

去年の9月9日のワンマンの本編終了だった曲でもある。
当時も状況的に凄く印象に残ってたんだけど、
今回もあの時と同じ気持ちになった。

強すぎる弱さとの戦いで
手も足も出なくても歌があるぜ

一時は本当にどうなる思ったこの世の中で、
音楽が、ライブが戻ってきてよかったなぁ。やっぱり私にはこれが全てだよ。
そんな事を考えて、ちょっと泣きそうになった。
コロナ禍より全然前の曲なのに、不思議とこの時代にマッチしている気がした。


Punishment

ラストはお決まりのこの曲。
イントロが流れると「ついに終わるのか…」と少し寂しくなる。
ここまで見て頂いて既にご存知の事とは思いますが、
これ書いてる人、下手ばかり見てるんですよね。
だけど、この曲の出だしのギターソロの時は滝さんの方をガン見してます。
サポートがいないPunishmentを見た(聴いた)のはいつぶりだろうか。
あの頃以上に、キレッキレに元気に演奏している滝さんの姿を見て、本当に胸が熱くなった。
そして年々早くなりますね。そういう所にもワクワクする曲です。

そんな感じで滝さんに元気をもらった私ですが…、
ラストで勢いよく回っていた和彦さん、
ポニテにベースのシールドが絡まって
少し焦りながらほどいてた

という大事件を目にして、再び悶え苦しんでました。
可愛すぎかよ…しかも若干平然装いつつやってたように見えたよ…何なの…。
短髪にした理由これじゃないよね…?

 

そんな感じで推しに昇天させられつつも、攻め攻めで熱すぎるライブで、
卓郎さんの言ったとおり、見事にぶっ飛ばされてきました!
トップバッターからこんなにも全力投球してしまうとは。
9mmのライブはめちゃくちゃに楽しいので仕方ないです。
温存しろって方が無理ですもん。

9mmが終わったら光の速さでビールを飲み干し、フェス飯食べて、
色んなアーティストのライブを楽しんだり、
お酒飲んだり、水分補給したり、ご飯食べたり、お酒飲んだりしていました。
その話はまた後日。

まずは、SiMの皆様、
9mm Parabellum Bulletを呼んで頂いて、本当にありがとうございました!