言葉に起こすと現実味が出てしまうな。
今日仕事終わったら、たまには料理のブログでも書こうかな…って思ってたんだけど、それどころじゃなかった。
The Cheseraseraが来年2022年1月9日をもって活動を休止をすると、本日正午に発表があった。
The Cheseraseraからのお知らせhttps://t.co/OIFBNA4zCY pic.twitter.com/Q11H6C8FbE
— The Cheserasera (@The_Cheserasera) 2021年11月19日
今年辛いことは色々あった。
コロナによるライブ中止とか、仕事でトラブって始末書書かされたとか、弊社のテレワーク文化がもうすぐ終わってしまうとか…、
でも正直そんなものの比較にならないぐらい、間違いなく一番辛い出来事だ。
コロナ云々はあるものの、アーティストが活動を続けてくれて、現地に足を運ぶ事ができる。それが何より幸せだったんだなって思う。
私は色々なアーティストやバンドが好きで、1つのバンドを失ったからといって、ライブに行く足が止まるわけでは決してない。
だけど、Twitterのプロフィールに載せているアーティストって、本当に特別なんですよ。
正直、この気持ちをどう整理すれば良いのか、まだ解らない。
今までに経験した"失ったもの"
色々ありました。
私にとって"小学生時代に大好きだったドラマの主題歌"の代表格と言っても過言ではない、SURFACEの解散。
(実は解散したことは少し後に知ったんですが)
2018年に復活。社会人になった私が自分の足で現地に行って、復活ライブに参戦、一番好きな曲をアンコールのラストに聴けたのは今でも胸熱の出来事。
復活後の楽曲も最高だし、これからもよろしくって思えるのは本当に希望だと思う。
高校時代にポルノグラフィティのTama(Ba.)が脱退。
人生初ライブはポルノだった。彼の脱退から1年後。3人のポルノを見れなかったのは今でも悔やまれる。
行きたいライブは行ける時に行く。今の私があるのはあの時のお陰かもしれない。
大学時代に解散してしまった椿屋四重奏。ドライな解散で復活ライブもなかったのが若干トラウマだったが、なんと今年、一夜限りの復活を遂げた。
社会人を迎えて最初に好きになったバンドといえばNICO Touches the Wallsだった。
ワンマンや主催フェスの為に遠征もした程好きなバンドだったし、順風満帆に見えたからこそ、いきなりの解散報告は実はいまだに受け入れることはできていない。
一番新しい記憶といえば、THE YELLOW MONKEYの活動休止。
シーズン2からのファンで、最初の解散の時は知らなかった。
今回については活動休止発表してから、心の準備ができる期間が長かったし、東京ドームにも行けたし、
今もFCの更新はあってる。メンバーそれぞれの活動もある。イエモンに関しては、穏やかに見守ることが出来ています。
そして解散を発表したわけではないが、事実上、復活不可能であるのがglobe。
TKファミリーではダントツで一番好きで、今まで1度もライブに行けなかったのは本当に後悔している。
思い返せば私も沢山のものを失ってきたんだなぁ…(まるで失恋のような言い方よ)。
だからって全然慣れない。
だって、どのアーティストもそれぞれ好きな理由も思い出も違う。
"解散"、"脱退"、"活動休止"…一括りにされたところで、感じるものがも違うんだから。
The Cheseraseraは本物のロックだと思った
ケセラ好きになったきっかけ諸々については、この辺りご参照ください。
好きな曲は色々あるんだけど、1曲選べと言われたら、今も昔もこの曲なんですよね。
『愛しておくれ』は、rockin’on主催のアーティストのオーディション企画"RO69JACK"の入選作品だった。
当企画は残念ながら2020年に終了してしまったが、
それまではよく、選出されたアーティストをチェックしていた。
最近は本当にどのアーティストも綺麗で上手だなぁって思った。
ケセラは最近では上手になったように思えるが、この動画を見た時は正直、そこまで綺麗でも上手とも思わなかった。
それでも、他のどんなにクオリティの高いアーティストとも違う、ワクワク感があった。
"ロックは上手じゃなくていい、がむしゃらにもがいてるから伝わるものがある"
今でも私はそう思う。
だからこそ、あのオーディション企画の中でケセラを超えてるアーティストを見つけることはできなかったんだよね。
こんな泥臭くてエモいバンド、もう出てこないんじゃないかって思う時がある。
決して裕福ではなかった
売れているから良い、では決して無い。
それでも誰かに聴いてもらえることや、活動を続けていく為には、"売れる"事が必要不可欠である。
ケセラはインディーズの中ではそこそこ名を挙げているバンドではないかな。
だけど、彼らは元々メジャーデビューをしていたが、2017年にインディーズに戻っている。
因みにメンバーの西田(Ba.)、美代(Dr.)はクリープハイプの元メンバーだった。皮肉な事かもしれないが、クリープは売れるに売れた。
宍戸(Vo.)は先程あげた『愛しておくれ』の歌詞にもあったが、音楽活動の他にバイトをしている。去年、バイト先が決まらない事を配信で話していた事があった(その後、無事に決まった報告も受けた)。
そして、極め付けは『最後の恋 e.p.』リリースの際のこのツイート。
ずっとブックマークしている。
彼のこのツイートがあったからこそ、私もまた・色んな難しい出来事に対して、諦めないで頑張って来れているんだ。
メジャー辞めて給料も遠征費も無くてそれでもダサくなりたくなくて、毎日バイトしてももう借金まみれで普通なら諦める所まで来たけど、遂に人を入れず自分でMV作りました。撮影編集全部iPhoneです。まだこんなにやる気で往生際の悪いバンドThe Cheseraseraを何卒。https://t.co/n3tsioZDT7 pic.twitter.com/coto8RlcU0
— 宍戸 翼 (@tsubasashishido) 2018年3月4日
私は本当にわがままなファンなので、ケセラに対してはずっとこう思っている。
売れて欲しいけど、売れることで音楽性が変わったら嫌だ。
彼らが十分に生活できる金銭が保証される範囲で、自分らしく活動してほしい。これからもずっと。
活動休止の本当の理由はわからないし、自分達が知る由もない。
だからこそ不安になってしまう。
彼らは優しいから"1年後に戻ってくる"可能性を示してくれた。
でも、色々な事を考えると、バンドとして戻ってきてくれるのか、やっぱり不安はある。
これから約2ヶ月の間で
明日、2021年11月20日より、ケセラの東名阪ツアーが始まる。
私は前回の配信ライブのブログで話したように、12月11日の下北沢公演が決まっている。
(無事にチケット確保しました!)
ケセラのライブは4月のONESHIP TOUR(POETASTER、KAKASHIとのスリーマンライブ)に参戦したが、
ワンマンライブはコロナ禍前、2019年の『幻』ツアー以来だ。
チケットが取れた時は、久々のワンマン参戦にワクワクしていた。まさかこんな気持ちでで来月の参戦を迎える事になるなんて…。
思えば、ONESHIPで"友達"のバンドからいじられていた西やんとメンバーの楽しそうな一面も。9月のワンマンで新曲を発表した時も…彼らの中では今回の選択が頭の中にあったのか、って考えれば考えるほど、切なくなってくる。
2022年1月9日、活動休止前ラストライブが下北沢シャングリラで開催される。
チケットはまだ取れてないけど、実はホテルも飛行機もおさえた。どうしても行きたい。
それで自分の中で何が完全に満たされるとか、そんなことはないかもしれない。それでも、やっぱり見たい。
好きなアーティストが活動休止するということ
"絶対"なんてない。
みんな、いつ居なくなるかわからない。
"推せるときに推せ"ってのもなんか違う。
その時に自分が選択して、自分が見た景色が全てだから。
それでも諸々の経験から、自分が後から後悔するのが嫌なんだよね。
だから自分のエゴで、推せる時に推す、会いに行ける時に会いに行く。
まぁ、どんな選択をしても後悔するかもしれないけどね(笑)。
なんてぼやいてるけど、私、The Cheseraseraに伝えたいこと沢山あって。
こんなgdgdなブログ書いてる私も一応、事前にスマホのメモでプロット作ってて、それに色々書いてて。
でも・・・それは最後の日に取っておこうと思う。
ただ、具体的な事は色々置いておいて、これだけは、
私の心の隙間に寄り添ってくれて、本当にありがとう。
これからもずっと大好きです。
去年、コロナ禍でライブにもどこにも行けなかった時、宍戸さんが弾き語り配信やってくれて、
"この場所を居場所だと思ってくれたら"って言ってくれたことも、私は絶対に忘れない。
"もっと格好良くなって戻ってきます"
の言葉が素敵すぎるし、ケセラらしいなって思う。
だから私も、1年後にもっと立派なファンで居られるように、身も心もかっこよくなろう。
2022年の目標が今ここでできました。
まずできる事として・・・改めて料理ブログ書くかな。
まずは、12月のライブ。
そしてチケット取れたら1月のラストライブ。
全力で楽しみます!
その中でやるだろうなぁ。聴きたいけど、やってほしくないかもしれない。
"バンドを辞めた友人に捧げる曲"としてリリースした名曲、
まさかこの曲がこんな形で刺さるなんて思ってもみなかった。