お気に入りソング15選 - The Cheserasera
2022年2月現在、活動休止のThe Cheseraseraですが、
復活の願いを込めた意味でもこのタイミングで語りたいなと思います。
ランキングではなく、発売時系列。好きな歌詞のフレーズも引用。
(正直demoアルバム時代を聴けてないけどそれも含めた時系列です。)
定番曲とコア曲がバランス良く入っている…と一応思っています。
1.『愛しておくれ』
(2011/04/15 demo album「empty,empty,dream」収録)
やりかけだった塗り絵の束
プロポーズした夢の続きを
悪魔に売った覚えはない
だけど 消えちゃったね
The Cheseraseraにとって原点の曲で、
過去にロッキングオンが主催していたオーディション企画「RO69JACK」の入選曲。
偶に選出・受賞作品を聴いてて、
「最近のバンドってクオリティ高くてレベル高いよなぁ…。」って思ってるんだけど、
だけど愛しておくれは、決して綺麗ではなく、真っ直ぐで泥臭くてがむしゃらで…それがまさに"ロック"で。
私にとってあの時(※入選の時点で知ったわけではないが)の衝撃を越えられるオーディション作品は、今のところ見つかっていない。
駄目な自分すら愛してくれる…そんなケセラセラらしい歌詞にもたくさん励まされた。
2.『さよなら光』
(2012/05/03 demo album「さよなら光」収録)
あの日の光を 僕はもう失くして
欠けたグラスのように寂しいよ
日の目を見るようになったのは、メジャー作品「WHATEVER WILL BE, WILL BE」の時だが、実はかなり初期の曲らしい。
とにかく曲調が好み。カッコいいけどちょっと渋めで、流れるような切なさがあって…これぞケセラセラの唯一無二の音楽性だなぁと思う。
"人も花のように生まれ変わる事が出来る"…そんな前向きなメッセージのある歌詞も好き。
3.『No.8』
(2012/05/03 demo album「さよなら光」収録)
午前二時 黒い影
引き出して踏みつけて泣いた
君がもう忘れてた 恋の傷だった
さよなら光と同様、こちらも後にメジャー作品に収録されている。
それにしても…自主制作時代にこれほどの神曲を何曲も出してるってどういうこと。
そしてこちらも雰囲気のある曲。歌詞の表現が独特なところも宍戸さんらしい。
寂しげで切なくて、歌詞の通り"胸が苦しいよ"ってさせてくれる楽曲。
この曲は特にボーカルも好きなんですよね。ラストサビの出だしの"だから夜の海"のところ…ほんとかっこいい。
4.『LOVERS』
(2014/01/08 ミニアルバム「The Cheserasera」収録)
「愛なんてどこにもないわ」
書きかけの手紙を捨てて
飛び出すお前は間違っちゃいないよ
実は2021年12月に初めてライブで聴けていきなり好きになった(遅い)。
イントロ優勝。そのイントロから入るAメロの渋さも、サビではガッツリ盛り上がるところも全部好み。
歌詞、決して明るくないのに、何故か不思議と励まされます。
5.『goodbye days』
(2014/06/04 ミニアルバム「WHAT A WONDERFUL WORLD」収録)
何をとっても
終わりまで見えるよ
まさにケセラセラらしい、"青春の1ページ"を感じさせられる、切な系アップテンポ。
珍しくサビに英語が多く使われてるけど、そこが良い。切なさを倍増させてくれる。
2番Aメロの西田さんのコーラスもいい味出しすぎて好きです。
6.『東京タワー』
(2015/01/14 アルバム「WHATEVER WILL BE, WILL BE」収録)
見えない土砂降りの雨
流された小さなプライドを叫べ
忘れるくらいなら
抱え込んでくたばっても構わない
ある日偶々この曲をYoutubeで聴くことが無ければ、今のケセラセラ超推しの私はいなかったのかもしれない。
ケセラセラの代表曲のうちの1つで、この曲を人に聴かせたら全員「大好き」と言ってくれるレベルの神曲(分母は少ないもののマジの話)。
これ異論は認めますが、バンプの天体観測とエルレのスターフィッシュを足して2で割ったような雰囲気の哀愁系ロックです(?)。
社会人になって、色々な挫折や苦悩を感じていた時にこの曲に出会って、
会社の帰りの夜道でずっと聴いては"頑張ろう"ってなっていたのを思い出す。
代表曲ではあるけど、他定番曲よりもライブでやる事が圧倒的に少ない。
ワンマンでも聴けなかった時も多かったので…活休前ライブでやってくれたのは号泣だった。
7.『インスタントテレビマン』
(2015/11/18 ミニアルバム「YES」収録)
今もまだ乗っている
ハリボテの人工衛星
夢を見てどこへ行く
君の無事を願っている
曲調も歌詞も、当初はどれよりも不思議な曲と思っていて、
だけどそんな空気感が心地いいなってなってた。
今までは。宇宙から見下ろしている?的な曲かなって思ったけど、
実は、宍戸さんが大学時代に引きこもっていた時に書いた曲との事。
引きこもった部屋からの景色だったのはちょっと驚いたし、表現力が凄すぎる。
だからこそ、"孤独"を感じる時に刺さる曲になっているんだなぁ。
ラストの"君の無事を願っている"の叫びは号泣ものです。
8.『灰色の虹』
(2015/11/18 ミニアルバム「YES」収録)
未来は何も語らない
微笑んでもくれない
灰色の虹が僕を見てるだけ
『YES』はリアルタイムで聴けてなくて、この曲最初に知ったのは後に参戦したライブだった。
えっ何この曲かっこいい!って思って、ライブから帰ってiTunesで即DLしました。
個人的優勝は1番サビ後の間奏だが、全体的にドラムが心地良く、サビもキャッチーで聴きやすい。
とにかく曲調好みなんだけど、"頼れるのは自分だけだ!"と突っ走る歌詞にも元気もらえる。
9.『ギブ・ミー・チョコレート』
(2016/04/06 アルバム「Time To Go」収録)
うまくやれる甘い言葉よりも
かけがえのない絆が欲しいけど
奥手な私がバレンタインにちゃんと本命にチョコを渡せているのは、きっとこの曲のおかげかもしれません(笑)。
ミドルテンポで重めなゴリゴリロック。←この文面でおおっ!って思った人は絶対にハマります。
ちょっと渋くて最高にカッコいいのに、歌詞は絶賛片想い中なところが可愛い。
10.『I Hate Love Song』
(2017/08/02 アルバム「dry blues」収録)
不細工な身体とか 頭の先まで
残さず君に愛されたならば
ふざけたラブソングが
胸を打つこともなかった
なかっただろうな
失恋ソングにおいて、もはや私の"人生のバイブル曲"と言っても過言ではありません。
綺麗な終わり方とか知らないし、「次があるよ」って言われても無理だし、幸せになれなんて絶対嘘だし…そんなモヤモヤを真っ向にぶった斬ってくれる。こんな曲をずっと待ってた。
そしてとにかくMVが良い。ストーリー展開と後味悪さがむしろ心地良い。
個人的MVPはラスト狂ったように笑う宍戸さんのシーンです。
『Blues Driver』のMV監督も同じ方ですが、どっちも神MVなんだよなぁ。
11.『LOVELESS』
(2017/08/02 アルバム「dry blues」収録)
輪になって手を叩く
なんなんだこの儀式
お前も お前も お前も お前も
空っぽじゃんか
中身のない飲み会の二次会で聴きたい曲ナンバーワン()。
アルバム『dry blues』曲順も含めて神円盤だと思ってて、I Hate〜の次曲に来てる事に全力で拍手したい。
(恐らくこの主人公、失恋後あたりと勝手に思ってる笑)
曲もバキバキにカッコいいし歌詞も蔑んでるけど、何故かちょっと切なさも見え隠れしているところが良いんだよなぁ。
12.『乱れた髪を結わえて』
(2017/08/02 アルバム「dry blues」収録)
もう何をしても
君の分からない部分が
また増えるだけ
アコギ曲。アルバム後半でいきなりガラッと雰囲気が変わる瞬間も含めて好き。
宍戸さんの色気ある美しいボーカルと、全体的にちょっと重めなところ含めて、最高に味がある曲。
ラストの叫びからのアウトロは鳥肌もの。
余談ですがこの時点では宍戸さんの事、自分年上だと思ってました(実際は私の1歳年下)。何だろうこの貫禄…。
ところでdry bluesツアー、私が参戦した時はこの曲やらなかったんだよなぁ…聴きたいなぁ…。
13.『たわけ』
(2019/05/08 アルバム「幻」収録)
暗闇は続く 何はともあれ暗闇よ続け
それでも最後には抱き合って泣いてやるから
最初はプロポーズの曲?って思ってましたが、
これは恐らく、どんなにカッコ悪くても風当たり強くても"絶対に夢を諦めない"…そんな応援歌かなと今は思っている。
歌詞に背中押されすぎて、爽やかで明るいアップテンポなのに私の中では号泣ソングになってしまっている。
夢がある無しに関わらず、"自分に正直に生きること"を後押ししてくれます。
全人類聴いてほしい。
14.『愛が聞こえない』
(2020/12/01 EP「Mouth to Mouth e.p.」収録)
濡れた風が髪をといて
他に何も起きなかった
やり直せたらと呟いた
今なんて?波で聞こえなかった
爽やかで切ない、夏の終わりを感じさせられる失恋ソング。
EPを出先で一通り聴いて、初めてこの曲聴いて、出先で泣いてしまった記憶があります。
本当はまだ好きだ、諦めたくない、だけど、もうどうやっても無理だってわかってる…その心情が解りすぎるし、情景の描き方が絶妙すぎて、一気に胸が切なくなる。
サビのメロディも好きだけど、ラストでちょっと展開変わるところ(「抱き合って〜」のフレーズ)がお気に入り。
15.『グッドラック』
(2020/12/01 EP「Mouth to Mouth e.p.」収録)
越えられない夜なのに
煙のように淡い望みが
まだ空に飛ぼうとする
2020年8月、バンドが行った初めての配信ライブで仮タイトル『2020年、宇宙の旅』として先行で披露された曲。
初の緊急事態宣言でライブに無くなって辛かった時に、宍戸さんが毎週配信してくれた事、
8月の配信ライブの数日前に「新曲が上手く書けない」って悩みを打ち明けていた事、
この曲を聴くと、あの頃の思い出が蘇ってついつい泣きそうになる。
静かに始まってサビで激しくなる流れが大好き。
"終わりからの始まり"を感じさせられて、希望をもらえる曲。