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UVERworld ARENA LIVE 2021 ~THE DOWN WILL BREAK~@マリンメッセ福岡

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明けましておめでとうございます!

大晦日はUVERworldのライブを見ないと年を越せない体質になりました(笑)。
特にコロナ禍の近年、これこそが唯一の忘年会なのかもしれません。
そんなわけで2021年12月31日夜、今回も無事にUVERworldのマリンメッセ福岡公演の参戦が叶いました!
※何気にずっとアリーナなんですが(12/31にやらなかった2016年だけスタンドだったけど。F前方だったから銀テ取れる程度に近かったけどな)、
今年はアリーナ超後方でした…年々遠ざかっていくんですけど、来年はスタンドAかもしれん…。
とはいえ毎年唯一のスペシャルセットリスト公演に立ち会えるだけで嬉しいし、ほんと今回もマリンメッセを選んでくれてありがとうってなるよ…!!!

 

そんなUVERworldの毎年恒例年末マリメ公演のライブレポです。
ガッツリセトリネタバレしてるので、ご注意下さい。

 

SEは新アルバム「30」収録のインスト曲『NEVER ENDING WORLD』。曲と共にオープニング映像が流れる。
恐らく映像中のテロップは公演によって異なるものと思われる(もしくは31日夜のみ変わっている?)。
"あの2人が駆けつけてくれた"と表示された時、もしかして…!?と思ったら、予感的中。

UVERworldメンバーのみでなく、愛笑む・青山テルマの2人がゲストとして登場し、『SOUL』が披露された。

今年最後だし何らかゲスト登場はあるかも…と思っていたが、出だしからはアツすぎる!
まさに年末らしく、華やかにスタートを切った。

テルマちゃんは私世代では知らない人がいない位有名なので、まさかここで見れるとは思わなくて嬉しかったし、
愛笑むに関しては、ライブをそこまで数多く行かないバンドよりも見ている気がする(笑)し、愛笑むの居るUVERの空気感が大好き。
何はともあれ、年末の大事な時期に福岡まで来てくれて本当にありがとう!!

 

UVERはフェス等では基本最近の曲や定番曲ばかりだが、
最近はワンマンや生誕祭では懐かしい曲、コアな曲を沢山披露する様になった。
その中でも毎年12/31のマリンメッセ公演では"スペシャルセットリスト"と名付けられ、途中コア曲祭りが開催される。
それは年々グレードアップしていった。
今回は2曲目から怒涛のコア曲ターンが訪れた。

UVERのデビュー曲『CHANCE!』、最近ここぞって時にやってくれて嬉しい。
公式サイトの名前にも使用されている『LIFEsize』、歌詞が凄く良いのでスクリーンテロップは嬉しかった。
個人的に大好きすぎるアルバムから大好きすぎる『WANNA be BRILLIANT』の披露は最高に熱かった。
何より驚いたのは、哀しみはきっとのc/wの『撃破』。令和時代にまさかライブで聴けるとは思わなかった(そして哀しみはきっともそろそろ聴きたいんですが…笑)

1曲1曲に対して感情が忙しかった。

最新シングル曲『AVALANCHE』の後も再びコア曲祭りだった。
『REVERSI』は6月の横浜アリーナ公演で聴けたものの、
『儚くも永久のカナシ』は今回のアリーナツアーにて別会場で披露されてた事を知って、羨ましいなぁと思っていたので、ここで聴けて最高だったし、
『EMPTY96』は全く予想していなくてビックリだった。

『SHAMROCK』はもはや年末マリメの定番になっているので、最近はこの曲を聴かないと翌年に行けない(笑)。

 

途中TAKUYAが、
「セットリストが重要ではなく、どんなライブをするかが重要」
等と話していたが、それが特に解るようなライブだったと思う。
1曲1曲の力の入り方が凄かったし、
当時そこまでインパクトのなかった懐かしい曲も、ライブで聴くとこの曲こんなにかっこよかったんだ!って思えたりした。
最近の曲も、CD音源とはまた別の世界観が見えた気がした。
特に『えくぼ』はTAKUYAの優しく、時に力強い表情にも圧倒されて、泣きそうになったし、ここで凄く好きになった。

『OUR ALWAYS』披露の前では、TAKUYAがUVERworldに、メンバーに対して感謝を伝えているのが印象的で、嬉しくなった。
30の収録曲はTAKUYAの心情を表現している様な歌詞が多く、TAKUYA憧れ勢(笑)としては早くも大好きな作品にはなっているが、メンバーへの想いを歌っているOUR ALWAYSが特に好きだ。

彼らはあなたにとって何?と聞かれたら
家族と言うより 仲間というより 命の恩人

この曲を聴く、UVERworldはこの6人だからこそ大好きなんだよなって、改めて思える。
そしてこれからも。

 

インスト曲『Massive』から後半戦へ。
『GOLD』『Touch off』『IMPACT』は暑苦しいぐらい熱く、
どんな状況下でも声は出せなくてもアリーナ会場でも、UVERのライブってほんとライブハウス感あるなぁと思わせてくれる展開だった。

そして30の中で、むしろ2020年末から現在のUVERの曲で、沢山の人の心に響いた最強の曲『EN』がラスト3曲目に披露される。
この曲に関しては今までも散々語ってきたし説明は不要だと思うが、
でも、今回のENが一番好きだなと思った。
TAKUYAは(世間的な)カッコ良さを引っ提げてステージに立ってはいない。
自分の魂や感情をどれだけ真っ直ぐに利き手にぶつけられるか、伝えられるか、それを大事にしているんだろうなぁと思う。
今回のENは本当に全てをぶつけているように思えて、TAKUYAの必死な表情と叫びが本当に印象的だった。今思い出しても泣きそうになる。
世間的なかっこよさとは違うんだけど、私はこういう人が一番カッコいいなって思う。

EN

EN

  • UVERworld
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

ENを提げて、今年何があっても諦めずに各地でライブをやってきたUVERworldに、
"制限された環境の中で、正しく自由を勝ち取る"事を教わった。
幸いな事に、私が好きなアーティストは皆、コロナ禍における音楽・世の中への価値観は、自分と近しいものだった。
だから誰一人として離れたりはしなかった。
その中でも、UVERworldの価値観が一番尊敬出来たな、と2021年を振り返って思う。

 

次に披露された『One stroke for freedom』もまた、今のTAKUYAらしさ全開の曲で、
この位置に持ってきたことで、自分自身やバンドの在り方についての宣言をしている様に、
"安心してついてきて!"と言っているようにも思えた。

ここで終わりかと思えばなんと最後に『MONDO PIECE』が披露された。
今回アリーナツアー初らしい。
男祭り等でよく披露されていたイメージの曲だが、私は最近なかなかライブで聴ける機会がなかったし、
何より2021年最後に聴けたことが嬉しかった。
言わずと知れた、全てのUVERファンにとって大事な曲。

本来であれば肩を組んで合唱をするところだが、ご時世的に出来なくて、
それがちょっと切なくて、フレーズ1つ1つで泣けてしまったんだけど…。
今度聴く時には合唱できたらいいなぁ。

 

終演後は愛笑む、青山テルマが再び登場し、メンバーに加えて、2人もそれぞれMCするターンがあった。
テルマちゃんのMCが本当に素敵だった。

(ニュアンス)
「落ち込んだり、くそって思うことはあったけど、
そんな時にUVERworldのライブを見て救われて。
私が言うのはなんだけど…もし皆も落ち込んだりした時はUVERworldに会いにいってほしい。
UVERworldのライブは色々なヒントをくれるって思うから。」

凄くわかる。思わず泣いてしまった。
その流れで愛笑むも話し出す。

「自分のコートがTwitterで『ブラックモンブランにしか見えない』って言われたんですけど」

私の涙を返せwwwww(大爆笑)

※「どう言うこと?」って思った方は、
Twitterで"愛笑む ブラックモンブラン"でggってください。

 

2021年も相変わらず大変な世の中ではあったけど、
それでもこうして無事に今年もやりきり年末は幸せで泣けてよかった。
それで思い出したけどØ CHOIRやってないやん!聴きたかった〜!

最近も感染者数が増えたりしてて不安は尽きないけど、
先程も話した通り、コロナ禍でUVERworldが見せてくれた姿を思い出せば、
きっとまだまだ音楽は大丈夫じゃないかなと希望を持てる様になった。
本当に本当に沢山の"生きるヒント"をくれてありがとう。
2022年もよろしくお願いします。

まずは今年前半ののZeppツアーで無事に会えますように!