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【ライブレポート】a flood of circle - "Tour 伝説の夜を君と"/FUKUOKA BEAT STATION

※ツアー中につき、ネタバレにご注意下さい。

初めて佐々木さんを見たのは今年2月の『長男欠席』、
初めてバンドのライブを見たのは3月の当ツアー熊本公園(※THEイナズマ戦隊との対バン)、
そして再び佐々木さんソロ、先月の『singing bar look』を経て…、
2022年6月3日、福岡。
ようやくa flood of circleのワンマン初参戦が叶いました。

 

ここからネタバレ含みます。
本当に今更のガッツリ新参者やっているので、
セトリ諸々本当にあっているのか(全部書いたわけでは無いけど)…と不安なところはありますが。。
とはいえ最新アルバムは聴きすぎた結果、曲始まる前のギターの一音で「あっこの曲か」って当てるレベルのものもありました…笑

 

開演。

いきなり余談ですがワタクシ、
佐々木さん(Vo.)の革ジャンの色記録をやっておりまして…↓

私自身に至っては、黒と赤は肉眼で目撃できております。
要するに白が見たくて仕方なかったんですが…、
メンバー登場時のステージ照明が赤且つ暗めで、
その際はまだ断定できずにドキドキしていました。
でも、これは黒ではない…ワンチャンあるのでは…と思ってたところで照明が明るくなる。

ありがとうございます、白でした。

そんなわけで(?)出だしから勝手にテンション上がっていたのは私です。
ちなみに、
テツさん(Gt.)は鮮やかな黄色のシャツ(後ろの英文字が可愛い)。
HISAYO姐さん(Ba.)は背中や鎖骨部分に少し赤が入った黒ワンピ×赤靴下×黒ブーツ(美しすぎる)。
渡邊さん(Dr.)はお決まりの柄シャツ(ほんと柄シャツ似合う)。
全員が全員オシャレ番長で視覚的にも楽しめます。

 

今回のアルバム曲『A』から始まる。
伝説の夜を君とは円盤の曲順が大好きではあるんだけど、
ライブでのA始まりは熊本で見た時から気に入ってます。
あえての"悪いことしようぜ"で始まる…ってのがエモいんだよなぁ。

そこからは『Dancing Zombiez』『クレイジー・ギャンブラーズ』『Blood Red Shoes』…と、新旧交えたセトリで出だしからぶっ飛ばした。
Blood Red Shoes全楽器かっこいいんだけど、特にベースほんとゴリゴリで好きすぎる

 

ここから佐々木さんはギターを起き、一旦ボーカルだけで勝負。
アルバムの中でも強烈なインパクトがある『狂乱天国』。
良い意味で不気味さが放つ曲だけど、ギターを持っていない佐々木さんのくねくねした動きが可愛すぎてだな…。
メンバーのコーラスも絶妙だし、これは最高に酔えました。
ダブルピースも沢山かましてくれた&かませたの楽しかった。

その流れでの『Rex Girl』も熱い。
最近聴いててかっこいいなぁ…って思ってたんですが、ここで聴けると思ってなかった。嬉しい。

踊れるロック『Welcome To Wonderland』、
今回も無事に佐々木さんの「ドカン!」が聴けました。何だか可愛かった。
普通にCDで聴いてても耳に残るし、ライブですごく盛り上がるし、
この曲ずっとライブ定番曲にしてほしい…。

 

再びギターを持つ佐々木さん。
先程の空気感とは一変して、『月に吠える』を披露。
お恥ずかしながら初めて聴いた(音源は持ってる)のですが、
ちょっと寂しくて切なくて、めちゃくちゃ好きだなぁと気付かされた。
だけど佐々木さんの歌声がどこか温かく、哀しみを包んでくれる様な優しい曲にも思えた。

どこの誰にも自分の声が
届かなくても構わないんだ
孤独に生きるのが生き物だ

このフレーズ好き。
孤独を歌っているのに、ここ(ライブハウス)で聴く事で、
不思議と"孤独じゃない"と感じさせてくれる。

ここからの『世界が変わる日』はやばかった。
先程の話、"孤独じゃない"と強く感じたのは、
ある意味この曲が次に来たからでは無いかな。

アルバムのラストを飾る、温かく優しい楽曲。
佐々木さんの優しくてだけど時より熱いボーカルが印象的で、
あの歌声で"味方でいるよ"って言われたら…そりゃあ泣きます。
特にラストサビに入ったところの熱さはえもえもでした…涙。

からの『ブレインデッド・ジョー』の流れも好き。
何気にアルバムの逆順ではあるんだけど、徐々に明るくなっていくのが良いなぁ。
疾走感あって盛り上がるし楽しいのもあり、
でもやっぱり歌詞が良いなぁ。元気出る。

社畜で多忙な毎日、ライブに行きたいが為に何とか頑張れているんですが、
その週末で、

だからぶっ壊れちゃったように見えても俺らは大丈夫

のフレーズにぶわっと涙が溢れる程度には疲れてたんだなぁ。
でも大丈夫、また来週からも乗り切ろう!ってなれます。

 

爽やかでポップな曲調の『バタフライソング』は、
歌詞が可愛いなぁって思いながらいつも聴いてたんですが、

そういえば佐々木さんが今回MCで、
福岡の街が大好き、すれ違う人が若くて元気が良くて楽しそう…と褒めてくださって、
「ツアーで各地を歩いているときは、
タンポポやちょうちょを見て『楽しそうだな』って思うけど、
福岡に来たら人間が楽しそうだって思える。」

・・・唐突にタンポポやちょうちょの話しだす佐々木さんが可愛すぎて福岡褒められた事が全然頭に入ってきません(笑)。
バタフライソングってもしかしてタンポポやちょうちょ見ながら思いついた曲なのでは…?と想像したらこの曲ますます好きになりました。

 

『R.A.D.I.O』もまたポップな曲調だけど、
歌詞のフレーズ1つ1つで胸が熱くなる。
熊本のレポでも散々語ったけど、
色々ある人生の中で音楽を好きでよかった、ライブに足を運んでよかった、
そして、a flood of circleをこんなに好きになれてよかった。
この曲を聴いてると毎回、フラッドに「これからもよろしくお願いします」って言いたくなる、そんな曲。今回も聴けて嬉しい!

 

佐々木さんのボーカルから始まる『テンペスト』、出だしから鳥肌がぶわっと来た。
今回のアルバムは本当に全曲好きなんですが、私はその中でもテンペスト推しなんです。
もしアルバム曲でやらない曲があるとすればこれじゃないか?…と少し不安になっていたので、安心しました。

疾走感ある曲調ながら、全体的にシリアスな空気が漂う曲。
歌っている佐々木さんの表情も若干険しかったと記憶している。

どうせ沈む定めの小さな舟
ボロボロ 手遅れ でも漕いでた

音楽で、決して楽ではない道のりをがむしゃらに走り続ける、
そんな曲かなって思って聴くとすごく胸が苦しくなる。

そんな時に、

誰もがみな忘れて
どくろ巻く渦に飲まれ
なかったことにされそうでもまだ
まだだ

「まだだ!」で客席を指差して叫ぶ佐々木さんの決死の表情と歌声、
今も脳裏に焼き付いて離れません。
伝わった。真っ直ぐに。

その後に続く、

ロックンロールを歌っている
バカげたセイラー 手を伸ばす
沈む視界の先 かかる虹
永遠に触れない幻

これからもずっと突っ走りながら会いにきてくれる事、
真っ直ぐに伝わった。
ラストの"ロックンロール歌っている"がまた刺さった。
ファンになったばっかりなのに不思議な気持ちになった。
ずっと歌い続けてきてくれてありがとうってなった。

 

後半戦。
『プシケ』『北極星のメロディー』『シーガル』…と、過去の定番曲に今作の代表曲を混ぜた、がっつりお祭りのターンになった。
まさに"最高の景色"が続いた瞬間。ここで終わるのが急激に寂しくなって胸がきゅんと苦しくなったんだよな。

佐々木さん「人間の細胞は7年で生まれ変わるって聴いて。
バンドを16年もやっていると変わっていくことも、変わらないこともあって。
ツアー中にコンビニで黒のパンツしか買わなかったけど、
今では数十匹の羊がいるグリーンのパンツとか買うし、
そういうのを楽しめる様になって。」

真面目な話なのにちょくちょくぶっ込んでくる佐々木さん可愛すぎません?ってなってるところで、

「だから、人生どうすればいいかなんて決め付けたくはない。
・・・矛盾すること言うけど、
もし決めつける事があるとすれば、『まだやれる』って事。

真剣な眼差しで「この歌をあなたに捧げます」と言って披露されたのは、
今回のアルバムのもはや神枠と言っても過言ではない名曲、『白状』。

1コーラス全部マイクを通さず、ステージ前方に出て歌っていた佐々木さんには鳥肌ものだった。

そういえば白状は、バンドでも佐々木さんソロでも、
自分が行った公演では絶対にやってくれた曲だった。
その度にこういう意図の曲なんだろうなぁ…って自分なりの解釈を持ってた。

そして今回、佐々木さんのMCを聴いて浮かんだのはこれだった。

"本当は絶対に諦めたくないものがある時に聴きたい曲"

先程語ったテンペストにも言えるかもしれないし、
もしかしたらアルバムの各曲にもある感情なのかもしれない。
それぐらい、アルバムにおける白状という曲の強さを思い知らされる。

これが生きる理由だ
本気で信じてるんだ
たったそれだけで
生きる理屈を越えてしまって

これなんだよなぁ。
普通とか普通じゃないとかよくわかんないけど、
本気で信じたものを、誰が何と言おうと突っ走るのことしかできない人間にブッ刺さる曲だと思って。
言葉通り"理屈を越える"曲だと思う。

そして白状からの『伝説の夜を君と』で本編終了するのがえもすぎる。
考えた人天才すぎん…?
しかも本編終了あるあるの伝え方をせず。
歌い終わりに「バイバイ」と言って去って言っちゃうのところが最高にロックンロールなんだよな…。

 

アンコール。
佐々木さんが再び登場。

一つ前の岡山公演では、新曲『花火を見に行こう』を佐々木さんが弾き語りで披露した話は聴いていた。
今回もやるだろうと思ってたところ、

佐々木さん「なべちゃんとやります」
と、まさかの2人でのセッションになった。

"花火を見に行こうぜ"のフレーズがあまりにも佐々木さんらしい。
そして、途中の熱いセリフがえもえもだし、
その後の、

ありがとう
生きていてくれて

には涙腺が爆発した。

本当によかった。
後に佐々木さんが「これは福岡でしか聴けない」って言ってくれたの嬉しかった。
(次の大分ではHISAYOさん参戦。
インスタでなべちゃんが「ドラクエ方式」って言ってたんだけど、
どうやらその通りになりそうですね。)

そんなフラッド初期メンバー、佐々木さんと渡邊さんのエピソードはこちら↓

 

最後の最後は『ロックンロールバンド』で締め。
"今日が最後かもしれない"のフレーズに、ちょっと切なくなりながらものラスト、

それが始まりだ

生きていればまた会える。
そんな渾身の一撃を食らいました。

全力でロックンロールのカッコよさを伝えてくれたし、
孤独や哀しみに真っ直ぐに寄り添ってくれるバンドでもあった。

これは本当に社交辞令でも何でもなく、
今後フラッドのライブにたくさん行かせてもらいます…よろしくお願いします!ってなってるところです。
"伝説の夜"を過ごさせてくれて、本当にありがとうございました!