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【ライブレポート】GLAY ARENA TOUR 2021-2022 "FREEDOM ONLY"/神戸ワールド記念ホール

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※ツアー中につき、ネタバレにご注意下さい。

 

マリンメッセ福岡でセトリの良さに飛び上がって1ヶ月と少し。
↓その際の実録

ta7cr5prm.com

 

これは追加しないと後悔するぞ…?!と思い、
2022年1月8日、神戸公演初日のチケットを無事にゲットし、遠征して参りました!

有言実行じゃん!すごいぞ私!!※こういう時だけ行動力を発揮する奴です。

 

そんなわけで今回もレポを書きます。
とはいえ前回のブログで語り尽くしちゃった感はありますが…。
セトリが変わったところ等、基本的には前回とは違う観点での感想を投下しているつもりです。

 

セットリスト

今気づいたが、今回からツアータイトルに"2022"が付加されていた。
決して狙ったわけではないが、何気に2022年初公演。
TERU(Vo.)や他メンバーが何度も「あけましておめでとう」「今年もよろしく」って言ってくれたのが嬉しかった。

セットリストも若干変更あり。

まず1曲目、今までは『BETTY BLUE』だったが、今年から発表されたばかりの新曲『GALAXY』に変わっていた。
流石はスポーツのイメージソング。結構華やかな感じだったと思う。
会場の天井に光が舞ってたのも印象的だった。

本編では『FATSOUNDS』→『Runaway Runaway』に変更あり。
恐らくこれも2022からの様だが、神戸2日目は別の曲だったらしいので、日替わり枠になるのかな?
Runaway Runawayもまた、私の青春ソングだったのでテンション上がりました。

そしてアンコール3曲目の日替わりゾーン。
福岡では『誘惑』が来て、次は『SOUL LOVE』聴きたいって言っていたが…無事に聴けました〜!!!
この曲はほんと幸福感あって、ライブで聴くと心が浄化されるというか、幸せになれるというか…。
しかもサビのラスト、"あなたをこうして"の箇所を"神戸をこうして"って歌ってくれたの嬉しすぎる。
SOUL LOVE、間違いなくラブソングだけど、ライブで聴くと "GLAYとファンとの関係"のような曲にも聴こえてしまう。

↑※この表現使いがちな奴。
どうも、「ラブソングをライブで聴くと"ファンとアーティストの関係"に聴こえちゃう芸人」です。

因みにBETTY BLUEは消えたのではなく、アンコール2曲目に変わっていた。
曲数変わらずのGALAXYの追加だったので、実はアンコール5曲もやってて、福岡より1曲分多かった。
SOUL LOVEあたりで「BEAUTIFUL DREAMERやらなかったらどうしよう…」と密かに不安に思っていたが、今回も無事に聴けました。

 

愉快なメンバー達

GLAYといえば、長年の活躍の中で一度も活動休止やメンバー脱退を経験していない。
ライブ中ではそんなメンバーの仲の良さが垣間見える。

前回同様『SHINING MAN』のクラップのターンにて、向かい合ってじゃれ合うTAKURO(Gt.)とJIRO(Ba.)は最高に可愛かったし、
その流れでHISASHI(Gt.)にもちょっかいを出しにいくJIRO(Ba.)だが…一緒に乗らず、冷めた目でJIROを見るHISASHI。

後にHISASHIより一言。
「今日はメンバーとノリもソリも合わない。」

そんなことステージで堂々と言えちゃうところがもう逆に仲良しすぎる…と微笑ましくなった。

 

因みにTERUのJIROのお気に入りの掛け合い↓
みんな可愛すぎん…?

 

アルバム『FREEDOM ONLY』

『FREEDOM ONLY』のアルバムの曲順もスッキリして好きだが、ライブの曲順が特に良いなぁと思う。

『BETTY BLUE』は爽やかなサウンドだが歌詞が切ないのもあり、1曲目でも後半でも似合うなぁと思う。個人的に、女性ボーカルの声とTAKUROの声が重なるところ、アンコールで聴いた方が雰囲気があって、胸が締め付けられた。

何よりアルバムでは前半だった『FRIED GREEN TOMATOES』が、アンコールのラスト曲なのは胸熱。"春が来る"のフレーズからEDの『桜めぐり』を連想させられるのも好き。
『永遠を名乗る一秒』も、アンコール1曲目に持ってくる事で"クリスマスプレゼント"感が出ている。

逆に『漂えど沈まず』と『BAD APPLE』、『Tiny Soldier』『Holy Knight』がセットなのはアルバム通りでしっくり来た。

『祝祭』はラストのスクリーンに映し出されるテロップが、"本編終了感"あって良いなぁと思う。
あとは…『桜めぐり』が今後のライブでどう歌われるのかも楽しみ。

 

再三言ってはきたが、『FREEDOM ONLY』は本当に名盤だと思っていて、
CDでも充分良いが、アリーナクラスの会場で披露される事で、曲の世界観がますます色濃く伝わってくる。
全体として"90年代っぽさ"や"懐かしさ"はあるが、1曲1曲に異なる色を持っていて、聴き手を全く飽きさせない。GLAYの楽曲の引き出しの多さが伺える。

光・闇・夢・愛・自由…。
勿論昔の曲は大好きだが、今の楽曲はこれらのメッセージがますます伝わってくる。
沢山のことを乗り越えてきた今のGLAYだからこそ作れたのかもしれない。
自分もまた色々経験して、30代を越えてようやく"夢"だったり"自由"だったりがわかってきた気もするので、そんなタイミングでこのライブを体感して、「あ、私もちゃんと成長してるのかもな…」とか思っちゃった(笑)。

 

夢を追いかける事

今ツアーでは、"夢"というワードが度々出てきたことが印象的だった。
例えば『祝祭』の歌詞にも出てくるし、
祝祭の後のテロップでは、

"夢は自由の中にしか存在しない"

と表示されている様だった。(記憶が曖昧なので間違ってたら申し訳ないです…)

そして『BEAUTIFUL DREAMER』ではTERUが、
「夢を追いかけましょう!」
と叫ぶシーンがある。

何の夢を見ているのかは人によって違う。
しかしアーティストもお客さんも、この瞬間この会場に居る全ての人々が思ったに違いない。

声が出せるライブが戻ってきます様に。

今の状況はそれはそれで楽しい。ゆっくり音楽を楽しめる環境ではあると思う。
それでも現在のこの気持ちのまま、大声で「ありがとう!」を伝えられたら、
きっとコロナ禍前以上に、幸せな景色になるかもしれない。

 

まだまだ長い道のりかもしれないけど、
私たちが愛したこの場所に、また春が来ることを願って…。

ツアー自体はあと少し続くので、無事に完走を願っています。
2公演参戦できて本当に嬉しかったです。

改めて…"FREEDOM ONLY"ツアーは神ツアーでした!!!