*Minority Repor10*

ライブレポ * 音楽語り * たまに日常

「音楽文」投稿振り返り

音楽文.comとは

"ロッキング・オン"が提供している、音楽に関する文章投稿サービスのこと。
2017年2月よりオープンされた。

ongakubun.com

簡単に言うと、
・一般人が、音楽(楽曲・ライブ・アーティスト等)を題材にした文章を、音楽文へ投稿。
・投稿された文章は即掲載ではなく、ロッキングオン側の審査のもと、数日後に音楽文のHPに掲載される。
(必ず掲載が叶うわけではないらしいが、私は投稿作品全てご掲載頂いているので…恐らく掲載される確率の方が圧倒的に高い。)
・掲載された文章の中から毎月、最優秀賞作品・入賞作品が選出される。
といった感じ。

全ての音楽が好きな方の情熱ある文章、考察を観るのが大好きだった。
しかし残念ながら、音楽文はサービス終了となった。
2021年8月をもって新規投稿終了、2022年3月で完全終了。

現時点で既に新規掲載の通知は来なくなった。
大好きなサービスだったので寂しいなぁ…と思い、
せっかく(?)なので、今まで私が投稿させて頂いた、全8作品の振り返りをしようと思います。ほぼ後日談的なやつです。完全に俺得しかない企画です…。

音楽文@ほっしー

私の執筆におけるモットーは、いかに痛いポエムであること。

ある日Twitterにて、音楽文が"痛いポエム"の集まりだと言われたツイートがバズっていた。
それを見て私は思った。
痛いポエム上等じゃねえかあああああ!
恋愛も人生も"痛い"から伝わるんだよ!悪いかこのやろおおおお!!

見る人からはカッコ悪いかもしれない、別にみんなポエムっぽい文章を書いているわけではない。
だけど、私らしさとは、きっとこれなんだろうなと。

1.UVERworld(2017/09/11掲載)

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私の音楽文の処女作。
UVERworldといえば、言わずと知れた私にとってのガチバンドだけど、
実は離れていた時があった。その事を書いています。

‪もし誠果‬が戻って来なかったら、佐賀のライブに行かなかったら、PRAYING RUNを聴いてなかったら…今の私はなかったのかも。
昔のUVERの曲も好きだけど、今の熱くて強いUVERの曲が心から好きなのは、あの時があったからなんだろうなぁ。

我ながらタイトルは気になってます。タイトル商法みたいなことやってみたかった(笑)。

2.THE YELLOW MONKEY(2017/12/12掲載)

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イエモンを好きになってから、2017年の東京ドーム参戦までの記録。

JAMの歌詞にいきなり泣いて、その夜TSU○AYAまで走って行ったのも全部事実で、
このエピソード自体が文章にするのは面白そうだな…と思って書いたけど、
今まで書いたものの中でダントツで気に入ってます。

確かに今以上に荒いし文法ぐちゃぐちゃなところはあるけど、
私、こんな表現の仕方できるのか…と今見返してビックリしてる。
これ書いた時の私、きっと何かが乗り移っていたに違いない。

ドーム初日の前日、現実で辛く切ないことがあって。行きの飛行機で泣いてたんだよなぁ。
だからこそ、吉井さんのMCに本当に救われた。

3.ACIDMAN(2020/07/22掲載)

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かなり久々の投稿になった。
コロナ禍になっておうち時間が増えて、久々にガッツリ物書きしたいなぁって思ったのがこの頃からだったと記憶している。

イエモンに引き続き、ACIDMANも本当に面白い出会い方で、書きがいがあった。
時系列のカレンダー形式…というありがちな構成やってみたけど、自分の場合は変にカッコつけて順序を変えたりするより、このやり方が一番向いていると思う。

バンドを好きになるって"恋"のような感情だと思ってるんだけど、
最後はALMAの詞と合わせて"愛"に繋げてみた、このオチは我ながら強引だけどな(笑)。

ACIDMANのTwitter公式さんにRTされたお陰で、沢山の方に見ていただけました…ありがとうございました!

4.The Cheserasera(2020/08/13掲載)

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音楽文のハートマークの数といえば、
公式がTwitter・Facebookで紹介した記事に対しての反応数で算出されるとの事。
(以前はそうではなかった気もするが…)

今回のブログを書くにあたって久々に一通り見返してみたが…ハートマークの数にビックリ。えっどうした…最後に見た時30ぐらいだったような気がするんだけど。
それこそ公式さんが反応してくれたのか、真相は謎だけど…不具合ではないことを祈る。

宍戸さんがスランプを打ち明け、だけど自分の中でしっかり吹っ切って配信ライブに挑んだ、その時の彼の表情や歌う姿が本当に印象的だった。
これが生きてるって事だなと思った。そう言うところが音楽に出てるからケセラセラは大好きだ。

そして、コロナでライブに行けなくなった時の拠り所の1つが、宍戸さんのツイキャス等の配信だった。
段々と有観客ライブが開催できている今は、配信はほとんどやっていないけど、
去年のあの楽しい時間、今でも感謝しています。

5.THE YELLOW MONKEY(2020/11/11掲載)

ongakubun.com

#2の続編。やっぱりイエモンといえば東京ドームだと当時強く思ったし、その場所でまたライブが見れたので、書かなくては!と思った。
コロナ禍以降で私が最初にライブに足を運べたのは10月。まずは大阪の野外フェス。その後、ナッシングスの村松拓の弾き語りライブに参戦。
そして、3つ目が11月のイエモンの東京ドームだった。
正直参戦する前は少し怖かった。東京だし、大きな会場だし…。
だけど全員がマスクして、声も出さず、しっかりルールを守っている光景に立ち会えた。
私がコロナ禍以降のライブを支持できて、同時に感染対策を徹底しようって思えているのは、きっとイエモンの東京ドーム公演のお陰だったと今も思う。

再びの活動休止は寂しいけど、やっぱり改めて思う。
"あの時イエモンに出会えて本当に良かった。"
その感謝も込めての文章になった。…それが伝わればいいなぁ。

6.THE BACK HORN(2021/04/07掲載)

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2021年に入ってぐらいからかな…自分の中で精神的な変化が起きて。
だいぶポジティブになれたこと。大好きなミュージシャンの幸せが私の幸せ…なんて事を心から思えるようになれたこと。
(そもそもこんな明るいタイトルをつけるような人間ではなかったんですよ…笑)
考えが変われば、歌詞を聴いた時に受ける印象も変わる。
バクホンと出会ったきっかけの曲、戦う君よで、その気持ちを表現したくて書きました。

↑の箇所は個人的に気に入ってるんだけど、
改めて読み返すと構成がぐちゃぐちゃで読みづらいなぁ…と反省すべき点多し。
1つの文章に伝えたいことを何個も書いちゃいけない事を学んだ。それだけではないと思うけど。

7.back number(2021/06/29掲載)

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実はドームツアーの後に投稿しようと思って、未完のままスマホのメモに残っていた。
当時はstay with me好きになったきっかけとか、恋愛が上手くいかなかったこととかをもっと掘り下げてた。
結局今になってしまったけど…最後に書いている"元好きな人"の近況については、本当に直近で知った話だったから、むしろこのタイミングで良かったやん。素敵なネタをありがとうございました。(強がりじゃないよ)
back numberの曲に救われたことは勿論だけど、それだけではなく、励ましてくれた友人の事も思い出す。

話は変わるが、片想いが辛いって話を友人にした時、
私「その子、可愛いしいい子なんだよね…」
友「写真ある?見せて」
私「(勝手にFacebookのその子のアカウントのTOP画を見せる)」
友「…確かに可愛いけど別に普通じゃん。ほっしー(私のこと)の方が可愛いし!」
なんてやりとりがあって。友人は本気でその子より私を可愛いとは思ってないだろうけど、何でそんな事を言ったのか、そして、本当に優しくて友達思いであること…、
当時の私はメンタルがボコボコで友達の優しさを考える余裕すらなかったが、全部終わった時に気づいた。

その友人もback number好きで、恋愛の話かback numberの話ばかりしていたので、back numberの切ない曲を聴くと、そのことばかり思い出す。
30代になって恋愛ばかりではなくなった、と音楽文にも書いているが、この歳になって友達の大切さに気づいたのは、きっとこれがあったからだろう。
私もこんな風に友達想いの人間になりたいね。

めっちゃ変な方向に話逸れましたがback number相手だと痛いポエムみが増すのが私です。ちゃんちゃん。

8.ACIDMAN(2021/09/01掲載)

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#3の続きではないが、ACIDMAN2つ目の投稿。
音楽文が終わるから何か書きたいなぁ…と思ってた時に、丁度ライブに行ったので、滑り込みしました。

名古屋中止を聞いた夜、本当に打ちのめされてて、
まぁ私の吐き出し口ってTwitterしかないし、そのお陰で後々人様に心配かけてしまっていた事がわかって今は反省している。
この時、自分の負の感情というか、嫌な部分が久々に出てきちゃったんだよね。
自分の足で自分のお金で大好きなアーティストのライブを見れる…そんな自分の事を誇りに思ってて、むしろそれぐらいしか誇りに思えることが無いので。
久々に、(全然違う人生を送ってる)周りを羨んで絶望したのもあったなぁ。しょーもない事考えてたね。これも人間か。

そういえば#3の振り返りで自分でディスってた、恋→愛の話ですが、
今回の音楽文を最後まで描き終えて、ふと「愛だな」って思った。
#3のラストで"いつか、愛を知る時が来るかもしれないから"と書いていたが、
きっと、それが今なんだなって思った。
といった感じで最後は美談っぽく閉めさせていただきます。

お気に入り文章の紹介

ここからは私が書いたものではありません。

良いなぁ、これ好きだなぁ…って思った音楽文を紹介させていただきます。
本当はもっとあるけど、とりあえず直近から3つ。
見て分かる通り、おおよそ好きなアーティストしか読んでいない感はあります。

 

★①THE BACK HORN
フォロワー様ですよね…?

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将司さんが活動休止する前の高崎公演の事。
私は目撃してないけど、結構詳しく話は流れていて。
もし参戦していたとしても…情景や心情をここまで鮮明に描くことは絶対にできない。読みながら泣いてしまった。
「事実」と「感情の入れ方」のバランスが絶妙すぎます。

 

★②ACIDMAN

ongakubun.com

願わくばこんな文章が描けるようになりたい。
こう言うのを目指して私はブログを書いているのかも。色々と勉強させられる。
出だしからエモい。ラストが最高にエモい。
オシャレなのに、なんでこんなに感情が揺さぶられるのだろう。

 

★③THE YELLOW MONKEY

ongakubun.com

この文章がきっかけで、パンドラツアーの映画がある事を知り、見ることにつながりました。
この方…プロのライターじゃないか?ってぐらい文章・説明が上手すぎる。
まだ作品を見ていない時に、文章を読んで「これは面白そう!見たい!」って思わせてくれた。何を重点として伝えるかを正確に把握できて、それを分かりやすくアウトプットできている。頭が上がらない。しかも恐らく同世代…。

最後に

改めて、ロッキング・オン様、 "音楽文"という素敵なサービス、今まで本当にありがとうございました。
音楽文のように、自分の書いたものを沢山の人々に共有できるシステム、また何らかの形でまた出てきて欲しい…。
それまでは私も、ブログ沢山書いたり、色んな記事を読んだりして、
少しでも伝わる文章を書ける様になりたいなぁと思います。