お気に入りソング15選 -THE YELLOW MONKEY
イエモンの好きな15曲の語り場です。またもや10曲に絞れなかった。
ランキングではなく、発売時系列。好きな歌詞のフレーズも引用。
再結成時からのファンだからか、インディーズ曲+シングル曲多め…という両極端な展開に。
《最終更新日:2021/07/30 / 偶に更新》
1.『WELCOME TO MY DOGHOUSE』
(1991/07/21 アルバム「Bunched Birth」収録)
華やかに見える道化師の
黒い見せ物小屋へようこそ
2017年の東京ドーム公演、人生初の東京ドームで人生初のイエモンだった。
その1曲目で披露された曲なので、今や私の東京ドームのテーマ曲になっています(笑)。
人にイエモンを勧めるなら絶対これ!って思うぐらい、ギラギラしたイエモンらしい曲。イントロから爆発的にかっこいい。
2016年の復活ライブDVD、この曲の間奏のエマさんの色気が半端ないです。エマ推しの人が見たら天に召されますのでご注意下さい。
色々な場面で思い入れが強い曲。2020年末の武道館(配信で見ていた)、2ndシーズンの最後の最後でこの曲が披露された時は涙が止まらなかったな…。
2.『LOVERS ON BACKSTREET』
(1991/07/21 アルバム「Bunched Birth」収録)
Cry me now kill me
Only night I love you
あなたにもお花をあげましょう
Lovers on backstreet crazy
イエモンにとって、はじまりのはじまりである曲。
個人的に「歌謡曲ロック」の先駆けはイエモンだと思ってて、まさにその原点曲。
メロディアスなサビが心地良く、明るいながら少し切なさも入っていると思う。
サビはすぐに覚えたけど、何気に曲展開の変化が多く(Fメロまであるらしい)カラオケで歌えるようになるまで少し時間を要した。
3.『Subjective Late Show』
(1992/06/21 アルバム「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE」収録)
愛されない Paranoia band
In subjective late show
こちらもまたザ・歌謡曲。明るくキャッチー。
イエモン、明るい曲と暗い曲の落差が激しいけど、個人的にそういう極端な曲の方が好みかも。
一見、1曲を通して統一感が強いけど、実は場面ごとに色々な要素が混ざっていて、その為、リハで演奏されることが多かったとか。
歌詞の解釈が難しい…。バンドのことを言ってるのか、そうじゃないのか。
4.『Chelsea Girl』
(1992/06/21 アルバム「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE」収録)
Dissonance boogie
めくるめく溺愛の歌は
不協和音のブギーで
あなたにもあげたい
タイトルは可愛いのに、曲調はゴリゴリでノリノリでかっこいい。
歌詞もイエモンらしい、少し大人なラブソング。
この曲ライブでやったら絶対盛り上がるなぁ…と思っていたので、2020年最後に最後、配信でも聴けて嬉しかった。
5.『This Is For You』
(1992/06/21 アルバム「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE」収録)
別に君を傷つけるつもりはない
人にとやかく言われる筋合いもない
雨が似合う曲。切ない哀愁あふれる曲調がど真ん中に好み。
男性の同性愛を描いた歌詞であることは、Wikiで初めて知った。それを知ると"別に君を傷つけるつもりはない"からのフレーズがしっくり来る。切ない。
2020年の後半戦のライブで披露された時のスクリーンも印象的だった。円盤化…。
6.『“I”』
(1995/02/01 アルバム「smile」収録)
君が欲しくて涙が出そうだ
僕は自由さ 誰もしばらない
人にイエモンを勧める曲ベスト2。バチバチにかっこいい。この曲もイントロから全部大好き。
クレーム対応でかかってくる携帯の着信音に、"Fuck me!"の箇所を設定したい。クレーム対応の仕事してないけど。
原曲も好きだけど、2021年にリリースされたLive Loudの音源(ナゴヤドーム公演の)ばかり聴いている。エマさんも"Fuck me!"って叫んでるの熱い。
ところで、ブログ書くためにWikiのsmileの収録曲解説見て思わず吹いた。書いた人誰やねん。
7.『太陽が燃えている』
(1995/09/30 シングル「太陽が燃えている」収録)
生まれ変わってもまた会おう
同じ場所でまた会おう
全人類が幸せになれそうな曲。ど定番な陽曲だけど、純粋に大好き。
ラブソングでありつつ、ライブで聴くと恋愛だけではない、色々な"愛"にも通ずるものがある様にも聞こえる。
ライブでの"同じ場所でまた会おう"のフレーズは泣く。
出会うのが遅すぎた()ので、実は2017年の東京ドームで聴いたのみだった。3rdシーズンでは沢山聴けますように。
MVも温かくて大好き。吉井さんのシャツの色がめっちゃオシャレ!
8.『JAM』
(1996/02/29 シングル「JAM/Tactics」収録)
外国で飛行機が墜ちました
ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」
「いませんでした」
僕は何を思えばいいんだろう
僕は何て言えばいいんだろう
こんな夜は
逢いたくて
逢いたくて
逢いたくて
君に逢いたくて
君に逢いたくて
また明日を待ってる
JAMが一番好きって言うとニワカと思われそうだよなぁ。でも仕方ない、この曲には勝てないもん。
再結成後にいきなりイエモンのファンになったきっかけの曲。その時のエピソードについては、音楽文参照。
冗談抜きで平成ナンバーワン名曲だと思ってるので、ここで色々語っても安っぽくなってしまいそうで上手く言えない。いつか論文書きますね。
でも、これだけは。
飛行機のくだり自体が好きなわけでもなく、
主人公が"自分の国さえ良ければそれでいいのか"って言ってたら、絶対に違ってた。
主人公は"わからない"と言ってる。飛行機のくだりからラストにかけての、なんとも言えない生々しい心情が、一番衝撃的だった。だからこそ、人々のわだかまりの感情に刺さったんだろう。
9.『球根』
(1998/02/24 シングル「球根」収録)
世界はコナゴナになった
でも希望の水を僕はまいて
MVの冒頭、バンド名・タイトルがあえて縦書きなところ、かっこよすぎて震える。
曲調は、イエモンのシングルの中で一番重いのでは。一般受けしなさそうだが、実は唯一のオリコン1位曲。
暗さの中にある"美しさ"のバランスが絶妙で、曲調が爆発的に好み。
歌詞は、死生観という一見重いテーマだが、実は希望を信じて生きようとする、前向きなメッセージでもある。
2020年の東京ドームでは、コロナ禍だからこその刺さり方があって、号泣ものだった。
それにしてもカラオケで上手く歌えません。キー設定どこにしても駄目であります。
10.『MY WINDING ROAD』
(1998/10/21 シングル「MY WINDING ROAD」収録)
夢を殺しかけていた 愛も忘れかけていた
たまに心はボロボロのディスコのように
光を失うけど
このギラギラした曲を、あえて"泣ける"と言う人とは仲良くなれそうな気がする。
全部やって手に入れて、絶望した吉井さんだからこそ書けた曲かもしれない。
彼に比べたら小さい話だが、自分もまた、"栄光と闇"みたいなものにもがいていた時期があり、聴いているとリアリティを感じて切なくなる。
万人に評価されるほど、心は孤独で、真実の愛情がわからなくなる。そんな曲なのだろう。
MVみんなカッコいいけど、エマさん(もうバレていると思うがガチ推し)には鼻血吹きそう。
11.『聖なる海とサンシャイン』
(2000/01/26 シングル「聖なる海とサンシャイン」収録)
蜂の巣にされた魂の束
君にあげたいな
静かな海で聴きたい。暗さ、映しさ、切なさ、哀愁を混ぜたら神曲にできるのが吉井さん。
MVも美しすぎる。珍しくメンバーが演奏していない、1本の映画を見ているようだ。(アニーさんの髪型好き)
映画のタイアップで、その映画を忠実に歌詞にした、と聞いているが、
時期的にどうしても、解散について、"イエモンとのお別れ "の事を歌っているようにも思えてしまう。吉井さんの当時の心情を思うと、フレーズ1つ1つが切なくなってきます。
12.『パール』
(2000/07/12 シングル「パール」収録)
夜よ負けるなよ 朝に負けるなよ
何も答が出てないぢゃないか
疾走感あるアップテンポでありつつも、切なめなメロディと歌詞が特徴的。
個人的に、解散前のイエモンのシングル、どれも破壊力が半端ない。曲はこの頃が一番好きかも。
孤独や切なさを抱えつつ、未来を諦めない。
これは、解散を決めて、だけどまだ心のどこかでは、"(何かしらの)奇跡が起きてくれるのではないか"…と願うような曲に感じる。
しんどくても、まだ、希望は捨てちゃいけない。諦めちゃいけない…と思う時によくお世話になっている曲。
13.『メロメ』
(2000/07/26 アルバム「8」収録)
このままじゃ君の事忘れられない
半分溶けた雪だるま そんな感じさ
解散前のアルバム「8」には皆それぞれ思うところがあるかもしれないが、個人的に名盤だと思っている。
吉井さんの精神状態がそのまま出ている、残酷にも統一感のあるアルバム。(という意味では名盤、って呼ぶのは少し悲しい)
メロメは"イエモンの曲"というより、吉井さんの歌+ピアノ、ストリングスのみで構成されている、"吉井さんの曲"と呼ぶ方がしっくり来る。
曲自体は勿論、アルバム全体での立ち位置(曲順)も印象的。
無理に明るくするような曲、怖めな曲、暗めな曲、怒っているような曲が入り混じった中、12曲めにメロメが来る。
喧騒から逃げ出すような静かな曲調に、悲しく切ない歌詞。当時の"吉井さんの本音"がまっすぐ伝わる。最初にアルバム通しで聴いた時、この曲順に泣いてしまった。
14.『Changes Far Away』
(2019/04/17 アルバム「9999」収録)
ひとりきりなら 食事も寂しい
でも噛みしめる孤独もオカズだよ
優しく、だけど少し寂しさもある癒し曲。シンプルな美しさが良い。
"孤独"を歌った曲は今まで多かったけど、当時みたいな暗めな感じではない。
柔らかくて前向きに"孤独"を肯定し、"愛"に繋げるているのは、復活後だから出来たことかもしれない。
"当時"と"現在"のイエモンにしっかり向き合った様な曲に思える。
この曲があったからこそ、2ndシーズンの活動休止が発表された際も、"大丈夫、戻ってくる"って安心ができたんだよね。
15.『DANDAN』
(2019/10/30 デジタルシングル「DANDAN」収録)
傷ついてばかりのあの日の君はヒーロー
デビューからのイエモンの物語を、"ビリー"という人物を通して描いた曲。
明るくどこかコミカルな曲だけど、今までの事を考えるとウルっと来ちゃう。
勝手な解釈で、1番のサビは全盛期、2番のAメロから雲行きが怪しくなる(=解散までのあれこれ)、
だからこそ最後、「どんな夢も叶える"あなた"に会えたよ」という結論に行き着いたと思ったら、ほんと泣ける。
そもそも、吉井さんがこんな歌詞を描けて歌えるようになった事実に泣く。
2020年のナゴヤドームの、チンドン屋さんとのコラボも本当に素敵だった。みんな、映像作品ぜひ見て!