お気に入りソング10選 - 9mm Parabellum Bullet
9mmの好きな10曲の語り場です。
ランキングではなく、発売時系列。好きな歌詞のフレーズも引用。
1曲を除いてシングル曲が存在しないので、初心者にはオススメできない内容かもしれません。
《最終更新日:2021/07/02 / 偶に更新》
1.『Mr.Suicide』
(2006/09/09 ミニアルバム「Phantomime」収録)
手にしたばかりなのに 失くすことを怖がる
迷いは日々の中に 隠すことで誤魔化す
"さよなら僕には何もいらないこれからもずっと"というフレーズが、どうしようもない孤独や苦悩が溢れていて、初期の9mmらしい。
歌詞も曲調も好み。サビや間奏のドラムのドコドコ感がたまらん。
2.『Faust』
(2008/10/15 アルバム「VAMPIRE」収録)
どれだけ歩き続けても
ここにいるただの自分が
抱きしめられない
抱きしめたいのに
2021年3月の有観客ライブにて、レア曲10連発で披露されたと聞いた時はチケット取らなかった自分を恨んだ。
一見地味な曲に思えるかもだけど、孤独や切なさがドカンときて、聴いてると胸が痛くなる。
何気に卓郎・ちひろ共作なの今知りました。確かにいつもと違う、独特な表現かも。
3.『Living Dying Message』
(2008/10/15 アルバム「VAMPIRE」収録)
これから先 消えてしまうものだけ
選んで愛したとしてもあなたは二度と孤独になれない
いつか必ずわかる日が来るよ
あなたは二度と孤独にならない
いつか必ずわかる日が来るよ
9mmでダントツで1番好きな曲。今後何が来ても、これだけは塗り替えられない自信があります。
疾走感あるイントロとアップテンポながら何処か哀愁漂う歌謡曲っぽい曲調。まさに"9mmの王道"のような曲。
曲調の評価がされがちだが、とにかく歌詞が好き。
人の孤独や悲しみに寄り添い、それでも"あなたは二度と孤独にならない"と背中を押してくれる、シンプルに突き刺さる応援歌。この曲に何度励まされただろうか。
"いつか必ず分かる日が来る"、きっとこの為に生きてるんだろうなぁと思う。
ところでこの曲にまつわるYahoo!知恵袋、いつ見ても爆笑するんですが。
いやほんとよく考えたな。勝手に引用してすみません大好きです。↓
4.『光の雨が降る夜に』
(2010/04/21 アルバム「Revolutionary」収録)
ああ 一人のりのこのボートに
無理矢理に乗せるから
命よりも重いものは捨ててくれ
タイトルからして好みだが、とにかく曲が良い。かっこいいけど哀愁ロックでやっぱり9mm。
キラキラも妖しさもトキメキも熱さも全部詰まってる。そのバランスが良い。
この曲は想い出が多い。2018年9月9日、震災により北海道公演が中止になった際に、"人気投票1位の曲"として、スタジオライブで披露された。
あの時の卓郎さんのボーカルと表情、切なくて胸熱で、今でも脳裏に焼き付いている。
その後、2019年3月17日に無事に振替公演が開催された。
アウトローの時、花道で卓郎さんと滝さんが背中合わせでギター演奏していたのは号泣案件だった。私にとっての滝さん復活はこの公演だったんだよね。
5.『Face to Faceless』
(2011/06/15 アルバム「Movement」収録)
どうにかしてる
数えても 数えても 0は0
メロディアスなものだったり、歌詞が切ない系のものを選びがちだけど、
この曲はかなりダークめで狂気じみたギター演奏が特徴的。最高にかっこいい。
歌詞もいい感じに怖いし、この曲自体が夢に出てきそうなぐらいです。
色んな意味で強烈。だがそれがツボにはまる。
6.『ハートに火をつけて』
(2012/10/24 シングル「ハートに火をつけて」収録)
ボロボロにやぶれて はがれた過去のカサブタが
今更痛み出しても 一人ではふさげない
唯一のシングル定番曲。9mmとして知名度の高さでいくとTOP3に入りそう。
スカパンクなリズムは当時の彼らの新居地だったが、サビを聴くとやっぱり歌謡曲〜〜!ってなっちゃう。
シンプルにかっこいい。人に9mm勧めるときはまずこの曲から攻めます。
7.『Scarlet Shoes』
(2013/06/26 アルバム「Dawning」収録)
閉まった楽園へのトビラは蹴り飛ばして
アルバム発売前のライブで先行披露された時からのガチ勢であります。
疾走感&演歌ロック(※さっきから表現がブレてる)は本当に9mmの得意分野。
この曲を聴くと何故かいつも"トキメキ"に似た感情が出てくる。トキメキはご無沙汰ではない、今ここにある。
歌詞や曲の潔さや明るさにあるのかもしれない。聴いてて自然と胸が熱くなる。幸せになる。
この曲のレビューに語彙力を求められても無理だが、とにかく好き。
8.『Lost!!』
(2016/04/27 アルバム「Waltz on Life Line」収録)
片手間で愛さないで
両手ふさがってもまだ
欲張っていくんだ
今度こそは 次こそは
曲調は"今"の9mmらしい派手さがあるが、歌詞はMr.Suicideを思い出すような、孤独に溢れている切ない曲。(何気に野音でセットでやってくれてるあれ嬉しい)。
タイトル通り、喪失感を歌った曲と思われる。勝手ながら失恋でお世話になることが多い。
9.『Everyone is fighting on this stage of lonely』
<<動画無し>>
(2017/05/10 アルバム「BABEL」収録)
君の勝利を誰も望まなくても 立ち上がれよ何度でも
丁度先日、BABEL再現のレポでも語った通りで、強く見えて実は凄く孤独である主人公である。
"君の勝利を誰も望まなくても"というフレーズがなかなかショッキング。だけど、本当に負けられない戦いって他者から簡単に理解されない。すごく分かる気がするし、そういう時に自分を奮い立たせるためによく聴いてる。
10.『Getting Better』
<<動画無し>>
(2019/09/09 アルバム「DEEP BLUE」収録)
昨日までの とっておきはもう 用済みだから
アルバム発売前、2019年の大阪野音フリーライブにて先行披露。
(余談だが、今回あげた10選の半分があのライブで歌われてたという事実。ほんと神セトリだった)
曲調は明るいがどこか生き急いでいる、蔑んでいて神経質さのある歌詞。
別のバンドの例えでアレだが、UVERの『the truth』と同じで、"本気で変わりたいなら今までの前提条件を全部忘れろ"と言っている様に思える。
だが、極め付けは"君の顔がちょっとだけ見たい"というまさかの結末。このフレーズのお陰で私の解釈が完全にぶれまくった誰か助けて。でもこの変化球悪くない。少し切なくて素敵よね。